◇◆この勝利は本当に価値のあるもの◆◇
すごい戦いでした。女子サッカーアジアカップ準決勝
第1試合 日本対中国戦。まさに死闘という言葉がふさわしい
日本代表も中国代表もそれぞれの国のプライドをかけた、
凄まじい120分の戦いでした。
前半、CKから、宮間選手の正確かつ素晴らしい
「ラストパス」を、澤選手が鮮やかな飛び出しから、
華麗にヘディングシュートを決めます。
日本が圧倒的にボールを支配していたので、
このまま勝ちかなと思ったのですが、
アジアはそんなにあまくない。
後半にPKを取られ、シュートを決められて、
同点に追いつかれます。
あとは、皆さんもご存じのとおり、
酷暑の中での死闘です…。
足がけいれんする選手も出てきて、
本当に「死闘」の様相を呈してきました。
宮間選手が試合後、「気持ちの勝利」と語ったそうですが、
あまり根性論の好きじゃない私も、
宮間選手の言う通りだと思うのですね。
それくらい、日本選手は足が止まりかけたと思ったら、
別の選手が足を苛め抜いて、走ってくる。
その「ガンバリ」に他の選手も鼓舞される。
そんな「なでしこジャパン」の延長戦の頑張り・踏ん張りでした。
最後は、もう気持ちだけですよね。
中国代表はもう足は止まっている。
最後のCKをしのいで、PKに持ち込もうとしている。
中国のGKは長身で有利だと思ったのでしょうか。
ですが、そうはいかなかった。
宮間選手の鮮やかな長めのCKから、
岩清水選手が「気持ちのこもった」
ヘディングシュートを決めた。
ものすごい勝利でしたね。ですが、試合後に感じたこととして、
あのままPK戦にもつれ込んでも、攻守を連発していた
日本代表の守護神、福元選手が守ってくれたのでは…、
と思うのですね。そういう勝ち方(信じ方)を持って、
最後のCKを見守っていました。
昨夜の試合のヒロインはみんなですね。
控えの選手も含めて。誰々だけの勝利ではない。
監督・スタッフも含めて、控えの選手も声をかけ、
休憩には出場選手の水分補給や体の手入れも率先して行い、
みんなでもぎ取ったホントに価値ある勝利でした。
日曜日(25日)の決勝では、
第2試合で韓国に2−1で勝った、
オーストラリアとの再戦となります。
予選リーグでは、同点に終わった相手です。
対戦相手に不足はありません。思い切っていきましょうね(*^^)v