草だんごの“串”

ご縁あって、知る人ぞ知る八尾・恩智の

和菓子屋さん「大阪さつま屋」さんへ

取材しに行きましたぁ〜(%笑う女%)(%ハート%)

ご主人の中原さんは、一見コワモテ&

典型的な職人タイプ…だけど本当は、

めちゃくちゃオモロイ“河内のおじさま”で、

少年がプラモデルを作るように、

和菓子に対して夢中に恋をする

純粋無垢なおじさまです(笑)。

高度経済成長時に鹿児島から出て来られ

(だからお店のロゴは島津藩の紋をあしらったものです)、

昭和43年に八尾で起業され以後、

定番商品はあまり変わることなく

コツコツ営業されて来られました。

私が「大阪さつま屋」さんを知ったのは、

八尾商工会議所・八尾市役所・

八尾市観光協会主催の

「八尾コレクション2013」

(八尾らしい手土産スイーツのコレクション)の

グランプリを受賞された

『若ごぼう餅』からです(あらゆる賞の受賞以外にも、

テレビ等のマスコミにも頻繁に取材されてはります)。

定番商品に加え、八尾の名産の『若ごぼう』や枝豆、

べにたでを使った和菓子づくりで、

常に新しいことにもチャレンジされておられます。

中原さんは「おかげさんで潰れることもなく、

させてもらってます」と穏やかに言われます。

企業寿命30年説がある中、

「潰れないのはどうしてなんですかぁ?」ってお伺いしても

「わしはようワカラン〜。一所懸命やってるだけやで」と言われます(笑)。

そんな中、取材時に出して頂いた

定番商品の草だんごをパクリと食べますと、

中原さんいわく「その串も、自分たちで作ってるんですワ」。

えっ?!

よくよく見ると確かに形が不揃い。。。

厨房の奥では中原さんの奥様が

竹から棒を作っておられ、

冷蔵庫の中には、串になった竹たちが、

整理整頓された若ごぼうや枝豆たちと並んで

綺麗にタッパーに入れられていました。

竹はどこかから採って来るそうです。

私はそんなことを知り、なぜ「大阪さつま屋」さんが

商売繁盛しているかが分かりました☆

中原さんご自身がこだわる『ものづくり魂』と、

真にお客様(相手)が喜んで欲している『ものづくり魂』が、

完全に合一(一致)しているんや!ということが分かりました。

メインの草だんごだけこだわるのではなく、

ほぼ100%意識が向かないであろう串にも

手間隙かけ徹底的にこだわられるし、

和菓子を作る環境(厨房や店内)も

めちゃくちゃ整理整頓清掃されていて、

中原さんの仕事着も真っ白!

清々しい気が全体に充満しています。

やっぱり経営も、そして人生も、裏表がない…

誠心誠意やっている人間が最もしなやかで強い…

そして最終的に生き残ってゆくんやと確信を得ましたぁ(%笑う女%)(%王冠%)

大阪さつま屋さんHP
http://www.on-do.net/shop/satsumaya/