サッカー壮行試合 日本対キプロス戦

◇◆伸びしろはまだあるし、可能性も沢山示せた◆◇

今回のサッカー日本代表の壮行試合は
日本対キプロス戦でした。序盤から、
激しい試合で、双方の選手ともよく動きます。

ゴールデンタイムで中継されていた試合ですし、
新聞やネット記事、SNSでも
かなり話しつくされた感じがあるので、
「今更感」がない内容のブログ記事にしたいと思います。

とにかく今試合は強化合宿の真っ最中に行われた
「テストマッチ」だということ。
特にこれだけは声を大にして申し上げたいのですね。
いまだ、日本代表は発展途上中だという事。

一時期、もてはやされていた日本代表の海外組ですが、
今シーズンはケガや所属チームの首脳陣の考え方で、
出場機会の少なかった選手が多く、
試合勘等を確かめながらの一戦だったと思うのですね。

かなりハードな強化合宿の最中の試合でしたので、
ザック監督も発言しているように、フィジカル(身体の動き)よりも
試合への頭の動き等を試したかったようですね。

その期待には応えられていたのではと思える試合展開(内容)でした。
まあ、キプロスはヨーロッパの代表チームですが、
日本よりは確実に格下ですし、それだけに何点取って勝つよりも、
どれだけ自分たちのサッカーを試せたか、練習してきたシステム、
試合運び、コンビネーション等の実践の場だったと思うのですね。

それは十分に一ファンとして堪能できたわけですから、
選手たちも手ごたえはあったのかなと思えるのですね。

試合終了後に行われた、セレモニーも選手たちは
自信はある感じに見えました。
(それだけのハードトレーニングを行ってきたわけですから。)
でもコメントは、「気持ちを緩めず、引き締めていく」。
キャプテン長谷部選手他みんなの言葉にも気持ちが入りますね。

ケガ明けなのに、合宿中、猛練習をまったくセーブしなかった内田選手、
「アメリカで」と一言だけ言い残して、宿舎に帰って行った本田選手、
それぞれ限られた範囲(枠)があって、その中で試しながらも
アピールはできた控え選手(まだレギュラーは確定してはいないので)。
日本代表のみながそれぞれの思いや気持ちがあり、
それぞれの立場でトライしていた今回の(本当の意味での)テストマッチ。

いろいろな見方、考え方があるのでしょうが、
十分に収穫あるゲームだったと思うのですね。
あとは、直前合宿のアメリカの地で行われる
ハードトレーニングやテストマッチでベストコンディションに
持って行くだけです。W杯本番まで、もう、20日ないのですね。

その中でザック監督の総決算として位置付けられる
(もちろん、代表選手皆の4年間の総決算でもあるのですが)、
約2週間後のW杯ブラジルがどんなものになるのか、
私たち自身もブラジルまで行って応援したり、
パブリックビューイングやテレビの前で応援したりで、
サポーターとしてできるパフォーマンスがあるはずです。

「Japanese Only」の言葉がなくなるように。
それだけの質の高い応援ができますように。
私たちの戦いももうじき本番を迎えます。