東京オペラシティ区画整理事業から神田川支流跡を中野区南台の月の湯へ

西新宿と渋谷区初台にまたがって、第二国立劇場と高層ビルが合体した東京オペラシティ、レストランなどもあって賑わっています。オペラシティは高層ビルなので再開発かという感じもしますが、実は東京工業試験所などの跡地を土地区画整理事業で再整備したものです。再開発だと土地が共有になるので、何かの事情で土地は共有できないけれど、区画を整形にして一体の高層ビルを建てたい場合は、土地の整理を土地区画整理事業で行うことがあります。有楽町のマリオンとか、大阪でも梅田新道や上六などにも事例があるようです
ここオペラシティからも神田川の支流の川跡をたどることができます。氷川神社のところからは西へ、細長い幡ヶ谷新道公園を通り、中幡小学校を通っていきますが、このすぐ北、中野区に入ったところに月の湯があります。駅では京王新線の幡ヶ谷が最寄りです。月の湯の東からは北へ向かうやはり神田川の支流もあり、このあたり多くの銭湯が神田川の支流でネットワークされています。

月の湯は新しい和風の建物で中に入ると伝統的な構造の銭湯です。少し変わっているのは浴室内の二箇所に青い鉄の柱が梁を支えていること。浴槽の背景は海と富士山のペンキ絵、男女境の壁には幅広い立派な錦鯉のタイル絵とみどころも多いです。浴槽はそんなに多彩ではありませんが気持ちいいお湯です。
月の湯 中野区南台2-30-7 15:00〜23:00 月曜お休み(祝日の時は翌日休み) 幡ヶ谷駅から10分