アサリとクレソンのスープ
アサリの季節も、あと少しで終わり。潮干狩りを楽しんだ方も、おおぜいいらっしゃるのではないでしょうか。
アサリに限らず、貝類はたいていうまみが多いので、あますところなく味わいたいもの。ならば、うまみごと飲み干せる汁ものがおすすめです。
最も一般的なのはアサリのみそ汁ですが、今回は洋風のスープに仕立ててみました。アサリの風味と、クレソンのさわやかな香りがよく合います。
とってもおいしいアサリですが、残念な点を挙げるとすれば、砂が残りがちなこと。うっかりかんでしまったときの、あのジャリッという食感は、なんとも不快なものです。
下の一口メモを参考に、よく砂抜きしてください。あとは、アサリ自身が勝手においしいうまみを出してくれますから、砂抜きさえ完璧にできれば、アサリ料理の99%は成功したようなものです。
材料(4人分 1人当たり 9kcal)
・アサリ(砂抜きずみのもの) 200グラム
・クレソン 1/2束(20グラム)
・A(水500ミリリットル、スープの素小さじ 1/2、酒 大さじ1)
・塩 少々
・こしょう 少々
作り方(調理時間10分)
(1)アサリはボウルに入れ、殻と殻をこすり合わせるようにして、よく洗う。
(2)クレソンは3センチの長さに切る。
(3)鍋にAとアサリを入れ、中火にかける。煮立ったらアクをとり、アサリの口が開くまで煮る。塩、こしょうで味をととのえる。
(4)クレソンを加え、火を止める。
献立の例 チキンソテー、ポテトサラダ、パン
ひとくちメモ
アサリの砂抜き ボウルに入れ、塩水(水200ミリリットル+塩小さじ1の割合)を、貝が半分顔を出すくらいまでそそぎます。
新聞紙などをかぶせて暗くし、常温で1〜2時間おきましょう。「砂抜きずみ」として売られているアサリも、30分程度砂抜きすると安心です。
(ベターホームのお料理教室、写真は大井 一範)