「六.五環」と北沢の石川湯

月の湯の西側を南北に通る中野通りをどんどん南下していくと、甲州街道を越え、京王の高架をくぐって井の頭通りの大山交差点に突き当たっています。しばらく道が無くて、三宿の常盤湯のところからはまた南へ現れます。
この道路は山手通り(環状六号線)と環七通りの間で東京の西側を半周する通称「六.五環」、都市計画道路補助26号線です。ぶつ切れだった道路がなんとなく環状に少しずつ見えてきました。大山交差点の近くには東京都の消防学校があり、消防車がよく通っていきます。地震とかの災害時には、消防学校を拠点に「六.五環」が緊急路として活躍するのかなあと想像しています。

大山交差点の少し南、できかけの道路から西へ曲がっていくと、左手に石川湯があります。小田急東北沢の駅からも近くて、少し曲がりくねった小道をいかにも川跡といった感じの緑道風道路へ出て北へ、すぐに煙突が見えてきます。
石川湯は笹竜胆の家紋がついた粋な暖簾がかかっていて、その左手のショーケース?には不思議な石の置物。ビルの銭湯でこじんまりしていますが、下北沢にも近いので、若い人が多いような気がします。笹竜胆の家紋って調べると、阿部野神社に祀られている南朝の忠臣、北畠顕家(昔大河ドラマで後藤久美子が演じた)とかいらっしゃるようです。
石川湯 世田谷区北沢3-12-8 15:30〜23:45 月曜お休み(祝日の場合翌日お休み) 東北沢駅から5分