うまくなる事を考える!加西スクール♪♪ 7月7日

今日は加西スクールでした!!

欠席の子もいたので5名でしたが、今はこの加西スクールをやるにあたって自分はとても楽しんでいる事に気付かされます!何故でしょうか?!

今日も子供に話をしたけど、『コーチはあちこちのスクールで毎回お土産をもらっています!そして、みんなは自分の練習時間にどんなお土産を作れるか?が大事なんだよ!』という事で、自分が毎回大きな発見をさせてもらっているからです♪♪

今日もスクール前にはいつものように問答から入りました!!

『さぁ!今日は何をしにグランドに来たのかな?』と。

『サッカーの練習です!』と答えます!

『どうしてやりたいの?』と聞くと、

『うまくなりたいからです!』と言います!

『うまくなってどうしたいの?どうなりたいの?』と聞くと、

『・・・・』でした(笑) まだ、加西スクールのメンバーは目的が分かっていません!でも、こういうのが素直であり、今の子供には多いと思うのです。目的があってこその練習になります!目的が見えない子供にどうやればうまくなれる?と聞くと、ほぼ全員が『練習をする』とか『一生懸命やる』という抽象的な言葉になります。

そうではなく、目的を持って努力をする事が出来れば全て叶うと自分は思うし、大きな目的を達成するまではいかなくても『小さな目標をコツコツと越える経験』をスクールで学んでほしいと思います!

教える事を辞めた今の自分は指導者として本当に成長出来るようになってきました!見守る事が増えると見えるものが増えてきて、感じるもの、気付くものが増えてきた自分は『伝えるタイミング』などがまだまだ下手だと思うけど、『違和感に気付く』事は敏感になってきたと思えるので、これからも色々模索しながら子供にとっての良い指導が出来るように成長していきたい!

素直な子供からは問題も、改善も、全部が出てくるし解決も出来るのです。でも、大人が関与し過ぎて子供の成長の時間を奪う事が問題になっていると思うのです!今日も一つこんな事が起きました。。。。

二人組でレベル6キャッチをお互いにテストしている時に、やっている側は記録を目指して真剣にやっているのに、数える側がふざけているという一幕があったのです。昔の自分ならその状況に気付いた瞬間に、『なぁ!そんな態度でいいかな?』とかすぐに言ってしまってたのですが、今日はもうちょっと見守っていると真剣にやっている子から『おい!真面目にやれよ!』と注意が入りました!後で聞いたのですが、やっぱり真面目にやってくれないのが嫌だったという話。注意をされたほうは反省をしてそこからきちんとやったのです。

こうやって子供達で起こした問題は子供達で解決していく!これも立派な経験だと思います!

子供達ではどうしようもない時(要するに、経験した事のない事が起きた時)には大人が少し手助けする事は必要ですが、大抵は子供だけで解決出来るし、その力をもっと大人が信じてやらないといけないって最近はすごく思います!

ステップを終えてレベル6キャッチをする前には『今日は自分はどこまでやりたい?』と目標を聞くようにしました!すると、各自で考えて回数を言う事で練習にも責任が出てくるし、自分の言葉通りに達成しようと努力するから成功したらうれしいし、失敗したら悔しがる・・・これも大事なのです!全部成功する訳ではないし、そこへのどんな努力だったか?大人が観てがんばっているように見えるだけを基準にしないで、子供自身がどういった目的でどんな努力が出来たのか?をきちんと評価しないといけないのです。

今日はレベル6キャッチでは5年生の宮崎 凌生くんが完全クリアを果たしたのですが、自分の目標は『2回完全クリア』を公言していたので失敗に終わった訳です。。でも、高い意識を持って取り組めるのは良い事だし、各自がそんな『現状の自分とうまく向き合う』事が出来ているから自分は成長していると手応えを感じています!

次のリフティングでも、自分は『子供から引き出す』事をテーマに声掛けをします!回りくどいような言い方にもなるけど、子供のほうから答えを見つける経験をさせないと気局は何も変わらないので、ここにはこだわりを持っています!

リフティング一つでも、『まずは自分がどうなりたいか?』を聞くし、それがあってこその『努力』だと思うのです。がんばればそれが努力だと感じている子は多いと思うけど、自分は目的や目標が明確であり、そこへ向けてがんばる姿勢こそが『努力』だと思っているので、単に時間内をやっているだけは良くないと思いますね!

最後はスクールごとに少しやり方を変えながらやっている1対1です!

この加西スクールはサッカーを習っていない子が中心なので相手を抜くよりも、『思った場所でコントロールする』事が先決なので3つゴールを用意して、その間をドリブルでなるべく速く通過するようにやっています!今日もそれからやっていると、だいぶ慣れてうまくなってきたので、今度はゴールのライン上でボールを止める事もやりました!そうやって少しずつ難易度を上げていく事で子供の中でも、『出来そうで出来ない』事が生まれてくると達成感、チャレンジ、というものを肌で感じてもらえるようになります!

前向きな姿勢でやってくれていたのですが、大きな課題は残しました。小学生には良くある風景かも知れませんが、『人のミスを笑う』事です。。。これは一番いけません。それを許してしまうと、笑われた子は絶対に次からはチャレンジをしません!当たり前です。その事は今日話しました。手を抜いていないのに起きたミスを笑われたらやりたくなくなるし、『恥ずかしい』と思うようになるのです。だから、それは絶対にやめよう!という話をしました。この話は今後も繰り返す事にはなるだろうけど、こういう部分を整えていくと、子供は自然と『子供らしい前向きなパワー』を出してくると確信しているので、これからもそれを引き出せるようにがんばっていきたいと思います!!