7月に入って本格的真夏にももうちょっとというこの季節。
蒸し暑く、なので何かシンプルかつ美味しいものが
食べたいと思うのは罪でもなんでもないですよね。
その部分をわかってくださっているのか、
「NPO法人 ひょうご宝塚園芸福祉協会」さんが
「じゃがバタを作ってあげるね〜♪」
とたくさんのジャガイモと共にじゃがバタ調理を
勧めてくださいました。
たっぷりのジャガイモ。滅多に見れるものでは
ないですよね。たくさんのジャガイモを見るだけで、
なんだかホクホクな気持ちになったのは私だけでしょうか。
「はい!よろしくお願いいたします〜」
と返事をした私たち。コンテナハウスの外に出て、
「チェリー畑」内の水道で、ジャガイモを洗ってきれいにします。
採れたてのジャガイモです。
土もたくさんついているのですね。
写真のようにしっかりと洗ってきれいにして、
園芸福祉協会さんが用意してくださった、
蒸し器に入れて、蒸します。
時間が過ぎていくと、出来上がりなのですね。
ふかす音と、待ち時間。私たちはおしゃべりをして
過ごしました。いつも通りに面白かったり、
ちょっと真剣モードだったり、ホントにいつも通りの
ルートなのですね♪
こんな蒸し器です。
園芸福祉協会さんがご用意してくださいました。
さいきん、園芸福祉協会さんは、
ホントによく面倒を見てくださいます。
お互いにいろいろな部分は分かり合えてきたというか、
人間には必ず良い部分もそうじゃない部分もあるので、
それが5年間という歳月の中で分かり合えてくる素晴らしさ、
私たちに声をかけながら、あたたかく見守ってくださる、
それが私たちにとっての
「NPO法人 ひょうご宝塚園芸福祉協会」さんなのですね。
ありがたいなあとか、申し訳ないなあとか、
私たちの気持ちの中にも様々な思いが
芽生えてきているのでしょうか。
「ひきこもり」はみなさんが考えているよりも
繊細(ナイーブ)な心の持ち主ですから。
ほくほくじゃがバタも美味しくいただけるから今日がある、
なんて考えるのが得意なのですね(^v^)
蒸したばかりのほくほくジャガイモに
バターをたっぷりとかけて、いただきます。
こんな感じです。ホントに美味しいのですね。
美味しいものに余計な言葉は要りませんよね〜。
そんな感じなほど、美味しいのです。
みんなで一緒に食べるじゃがバタは
ホントにこんなにも美味しいのです。
これだと邪魔な言葉にはならないかな??
たくさんのジャガイモをふかしたので、
一人に2,3個はいただきましたね〜。
みんな「美味しいな〜」とホクホクでいただきました〜(^O^)/
園芸福祉協会さんのサマープレゼントでした♪
後片付けはいつも通りにみんなで行います。
面倒くささもあり、でもみんなでやるからやり切れる部分もあり、
お水とタワシを使って、コップ等をしっかりと洗います。
最後に採れたてミニトマトもいただきました。
少しだけ食べて、残りの大半はお土産にして
持ち帰ることにしました。
私はさっそくその日の夕食にいただいたのですが、
甘酸っぱくてとっても美味しかったですね。
きょうの労働の対価でしょうか。
何を労働したのかって? 生活をしたという労働です。
ルートの参加したのもいいものかもしれないし、
(時間に一定の場に来るのも私たち「ひきこもり」にとっては
けっこうすごいことなのですね。)
最後にみんなで園芸福祉協会さんにお礼を申し上げました。
なかなか言いづらい言葉ってありますよね。
ですが、みんなうまくなってきていますね。
社交性がついてきていますよね。これは園芸福祉協会さんの
「見守り」が私たちも十分に理解できたという事。
お互いの信頼関係であり、親しみ感でもあり。
とにかく、少しずつですが、私たちは確実に
お礼や挨拶がうまくなってきていますよね。
いや、けっしてうまくないからこそ、より気持ちがこもったものに
なっているのかもしれませんね。どうでしょうか。
世の中の大変さ、上手くいっている感をかんじつつ、
みんなでお別れの挨拶をして、帰路に着きました。