空気を読もう!空気を作ろう!加美スクール♪♪

今日は加美スクールの日でした!!

非常に蒸し暑い中での室内の活動はサウナのような気分になるし、汗もかなり噴き出てくるのですが元気な子供達は今日も目一杯がんばってくれました!!

スクール前のゲームでもかなり自主的にプレーを選択出来るようになってきているし、コーチがいてもいなくても楽しめるようにはなってきていると思います!今日は4年生の山本 翔太くんも『早く行って試合がしたかってん!』と言うように、試合をするのを楽しみに出来る子も増えてきていると思いますし、それだけの雰囲気が出来るのが加美スクールの大きな成果の一つです!

全員揃うと20名になる加美スクールは人数の事もあって、他のスクールとは違う事をやるのですが、目的は同じですしどのスクールに何が足りないのか?を見極めながらアプローチしていけるようにがんばりたいと思っています!!

今日もスクールはステップからの開始でしたが、ステップをやる前にはいつものようにスクールに来ている意味から確認をして、子供達に『どうして今スクールをやっているのか?』の自覚を持たせています!それがないとこの場所に身を預けるだけで良くなると勘違いする子も出てくるので、そうではなく自らが獲得しなければいけない事、それが選手としての責任である事は理解させていきたいと思います!!

ステップも前向きに、自分なりに、という姿勢がものすごく出ていたし、観ている側にも十分伝わってきました!そんな前向きなステップを終えるといつも道具を片づけるし、その行動もすごく速くなっている事には評価をするけど、毎回違う子を捕まえて、

『ねぇねぇ!あの道具の片づけ方、観てどう思う?』と聞きます!

すると、子供の感性で『良くないと思います・・・』と言ってくれる子や『綺麗だと思います!』と言ってくれる子がいるので、今日は4年生の松岡 倫生くんに聞いたのですが良くないと思ったほうだったので、『じゃあ、どうしたら良くなると思う?』と追加で聞くと、

『綺麗にします!』と言ってかなり時間を掛けて一つ一つ綺麗にしてくれました♪♪

それだけすごく綺麗になったし、『めちゃ綺麗になったね!ありがとう!!』とお礼をこちらもきちんと言いました!

その後はレベル6キャッチをしたのですが、ここではやる前に各自に『今日の目標』を立ててもらってがんばってもらいました!自らのやるべき事を口にする事も責任だし、口に出した事についてはやるしかないので、そこを経験してもらおうと思うのです!人から決められた目標をクリアしても自分の喜びではないし、自分で立てたものだからこそ価値がある。今日はその宣言をクリアしてくれたのは、20名中10名とちょうど半分でした!全員出来ればもちろん良いかと思いますが、それよりも『自分の目標への挑戦』をしてくれた事のほうが意味があると思っています!悔しいのは本人ですからね!!

今日も6年生の藤賀 翔大くん、寺尾 佳吾くん、5年生の山口 賢士朗くんは2回クリアをしてくれました!!!6年生の辻井 健太郎くん、松本 慶太くんは1回クリア!6年生の池田 隆彦くん、5年生の石塚 啓心くん、4年生の山本 翔太くん、於保 敦政くんがレベル6まで到達と人数はどんどん増えていっています!!

次はリフティングをしました!!最初は検定に取り組んでもらっていたのですが、まだ加美スクールの課題として大きいのは『空気をつくる事』です。

自分がやっていない時(人の評価をしている時など)に、全く見ていないとかしゃがみこんで下を向いているとか、他の所を観ているとか、茶化すとか・・・・相手にとってプラスにならない事をやる子がいます。そういう子の試合でのプレーを見ると、やっぱり『楽』を選択します。自分でしんどい事をやるよりも、人にやらせて自分は楽なプレーをしようとする・・・そういうのって結局ごまかせないものなんです!逆に日頃から全力でがんばろうとかやっている子は試合で目立つプレーをするし、チームの為にがんばれる選手になれる。実際になっています!自分はどちらになりたいか?ですね。。。

そんな空気だったので、フリーの測定前には少し集めて話をしようと『集合!』と言ってみんなが集まって来たので、敢えてず〜〜〜っと真顔で黙っていました。。。

すると!!!

みんな姿勢を正して同じように真顔になって聞こうとしたのです!つまり『空気を感じる力』はあるし、そうやって何をすべきか?を考える力は十分過ぎるほどあるのです。だからこそ、二人組などでは相手の事を同じように真剣に向き合ってあげると自然と相手もがんばるし、相手ががんばると自分もやろうって思えるものなのです!そういう『空気を感じ、空気を読み、空気をつくる』事が出来れば本当に良い集団になれると思います。

今日はまた最後は二人組での手繋ぎサッカーをしました!

加美スクールの課題は結局共通して『隣を感じる力』が足りない事であるという事です。サッカーをうまくやりたいならば、仲間との協力は不可欠で、仲間と協力出来る人間とは、仲間の事を知ろうとする、仲間の為にがんばろうとする人間だと言う事なんです!それが分かればサッカーの楽しさはどんどん広がっていきます。自分の事しか考えない、技術の事しか考えない選手は、結局孤立をして人のせい、周りのせいにして終わり、って事です。

サッカーは一人では出来ないスポーツだから、協力するものだから、生きる力に通じるものがあるのです!それを理解するという事は難しいとしても、せめて『感じる力』さえ持てれば一気に変わると思うし、その事に気付いてきた選手の数が増えているのがこの加美スクールだと思うので、今後も楽しみにしておきたいと思います!!