今日は加西スクールがありました!一日雨が降ったりやんだりしているスッキリしない天気でしたが、こちらの天気と加西の天気がまた違っていたりして判断に難しかったのですが、どうにかスクールをやっている間は晴れ間も出てくる時間帯もあったりして暑かったですが、出来て良かったです!!
当然暑さはありますが、そんな時こそ『意味を持って行う』事が大事だと思っています。何もしなくても、不快だったり、しんどいような時に『そしたら何故、わざわざやるのか?』の意味を持つ事は本当に大事です。自分はここを曖昧にさせてきたから、しんどい時や重たい雰囲気みたいな事を繰り返し感じてきたのですが、やっぱり来てる以上は目的を持ってやってほしいし、その問い掛けを最近は特に意識しています!
なので、スクール前には必ず『今日練習をやる意味』を確認するし、それによって子供達はそこからのトレーニングの時間に『どうしてこれをやるのか?』『どうしてこういう方法でやるのか?』という事を考えるようになるし、この習慣付けはすごく大事な事だと思うようになりました!
今日も、そんな確認を各自にまず行いました!
『うまくなってどうしたいの?』という事を聞くと、
『楽しくサッカーをしたい!!』という言葉が返ってきました。つまりこの言葉を言い換えれば、『今は思うように扱えないから楽しくない事もある』という事になります。だからこそ、思うように足で扱えるように練習をする。。。サッカーの練習って本質はそこにあると思います!まずは自分自身が思うように扱える事。その上で人と協力したり、アイデアを重ねたり、同じ考えを擦り合わせていくような事も必要になってくると思います。どんな良いアイデアを持っていたとしてもプレーでそれが実行出来なければ結局は本末転倒になってしまうし、楽しむ為の基本はやっぱり『楽しい』と思う自分自身が、自分の思うようにプレーする事なんだと思います!
そんな事を確認してからステップ練習からスタートすると、動き一つ一つを『自分で確認しながら』やってくれていたし、それが『原因を考えられるスタート』だと思います!
他のスクールではすでに意識をしてもらっているのですが、この加西スクールはサッカーを習っていない子供ばかりなので、サッカーというものが何なのか?という事から考えてもらっているので、色々な面で時間は掛かりますがゆっくり前に進んでいます!
例えば集合をする事でも、『ゆっくりと速くはどちらが良いと思う?』と聞くと、『速いほう』と言うのですが、ここまでの答えは大抵は『遅いよりも速いほうが何でも良いと思う平均的な考え』です。でも、その本質は『自分自身の練習時間が短くなるともったいないから』という意味になってくると行動にも自覚が出てくるのです。今、加西スクールはようやくこの集合に関しての各自の自覚が出てきた所です!次は、この写真でも分かるように一人がプレーしている時に測定(観る係)する子が座り込んでいます。。。
他のスクールではすでにここも意味を持って改善しています!『サッカーの試合中に座るかな?』『次にやるのが自分なのに準備はいつするの?』という事も含めての意味を理解しているから他のスクールは決してスクール中に座るという事はしません。ただ、加西スクールのメンバーにいきなりあれこれを言うのではなく、一つずつしっかりと理解してもらいたいので、今日は少しだけヒントは与えました!
『みんなはどんな友達に観てもらうとがんばれるだろうね?』という言葉だけを言ってみました!
すると、5年生の二人はもうすでに『あ!』って気付くものがあったようで、確実に『観る側の変化』が出てきました。それこそ『惜しい!』とか『ドンマイ!』みたいな励ましの声もたくさん出ていたし、その時に座って言う事もなくなりました。
まだ2,4年生は理解していなかったのですが『どんな友達が良いかな?』という事から『そんな友達に自分がなってあげないか?』みたいな言い方をしていけばきっと分かると思います!ゆっくり、ゆっくり、です!!
レベル6キャッチでは5年生の宮崎 凌生くんが完全クリアをしてくれたり、リフティング検定では難しいアウトサイドの課題を上野 旭陽くんがクリアしてくれたり、5年生は意味を持って取り組む姿勢が増えた事で、成果の反映がすごく早くなってきたと思います。4年生のほうは、どうしてもまず『話を聞けない』所から入っているので、時間は掛かりますがそれでも前向きにやろうという意識はしっかりと見えるので、焦らずに進んでいこうと思います。自分が焦らなければ子供が焦る事もありませんので。
最後の1対1の練習の前には少しボールコントロールを入れるのですが、ここでも『自分で決める』事を大切にしています!
『今のどうだった??』と成功しても、失敗しても聞くようにして子供が答えを決めるようにしています。思った通りにプレーをする事が一番の目的!コーチのやってほしい事をやるのではなく、自分で決めた事をやるのが一番だから、自分で決めるという事は一番大事なんです。だから、『それがいいよ!』みたいな評価は自分はしません。
『今のはどう思う?』と聞いて、『今のはやろうと思った事がうまく出来た!』となれば、『そうか!それはすごいね!!』と言うような形です。こっちのほうが良いよ、とかファルコでもやっている『否定はしない』事を自分も確実に実践していきます!!そうする事で子供のモチベーションも高まるし、自分で課題を見つけてくれるのでそういった促し方が一番良いと思います!
最後の1対1も勝負にこだわる事も出来てきているし、どうすれば良いのか?を考えながらやれているので成長してきたと思う。集合も時間を追うごとに早くなっていくのが目に見えるぐらい分かったし、一つ覚えた事が最後まで続く事は意味が大きいです。こうした自分達で気付く、考える、発見するという事が毎回出来るような環境を整えていきたいと思います!!