日 時 平成26年7月17日(木)
場 所 ルナホール
主 催 NHK神戸放送局
ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家・
バルテュス(1908〜2001)の作品展が京都市美術館で
開催される記念としてそのレクチャーがありました。
バルテュスは美術史家の父と画家の母のもと、パリで
生まれました。
彼は独学でイタリア・ルネサンスからフランス写実主義に至るヨーロッパ絵画にふれながら、独特な絵画の世界を築いていきました。
その結果「この上なく完璧な美の象徴」である少女を生涯描き続け、有名になりました。
今回の展示でも「読書をするカティア」「夢見るテレーズ」「白い部屋着の少女」等々、室内に居る少女像がたくさん出品されているとのことです。
たとえば作品の解釈ですが、「美しき日々」(写真)は左から聖なる光が差し込み、右には炎(男性の欲望を表現)が描かれ、その交差する所に鏡があるという構図で、その鏡を見ている彼女は少女であることに満足しているように見えます・・・・・?
京都ではかつて(1984年)バルチュス展が開催され、多くの人々を魅了しましたが、今回はそれ以来30年ぶりとなる大回顧展になっているとのことでした。