小豆島八十八ヶ所めぐり〜歩き遍路〜 2日目・後編

山を降りてからは、いよいよ日も傾き、

どう考えても、小部まで行けないと判明(涙)。

だんだん足も痛くなってきました。

いくら、小豆島霊場会のオススメ標準コースと言えども、

「ゆっくりコース」を選択しなかった、イラチの自分を責めつつも、

「いけるところまで、頑張ろう」と腹をくくり・・・

また「まだ明日から5日間も続くから、

胆力(やる気)は残すように頑張ろうと思いました。

で、結局、小豆島から帰る29日に使う、大部港の近くの

2ヶ所だけ残して、泣く泣くバスに乗ろうと決めました。

第78番・雲胡庵近くにある、「小海」というバス停を見れば、

18時8分に、小部方面に行くバスがあるとのこと。

まだ45分ありましたので、

第78番・雲胡庵は最後の力を振り絞って

お参りに行きました。

そのお参りの帰り、もといたバス停に戻る時に、

民家からひょっこり出てきたおばあさんに

声をかけられ、「こっちおいで」と玄関に招かれました。

「お気持ちです」

と言われて頂いたものは、ナント☆1000円札でした。

私はお礼に自分の「納札」をお渡しし、

何回もお礼を言って、そさくさと去っていきました。

なぜそさくさと去ったかと言いますと、

あまりにもおばあさんが優しすぎて、

感謝感涙で、そんな姿をおばあさんに見られるのが

恥ずかしかったからです。。。

ほんと、そのおばあさんのためにも

私はちゃんと全部をお参りしなければ・・・と

改めて感じましたし、

バスに乗る・・・お金が発生する直前に、

お金を頂いたというご縁に、なにか不思議なもの・・・

なんだかバスに乗るのが必然のような感じもしました。

そんなかんだで、7キロくらいの道のりを

一瞬☆15分で駆け抜けて、小部の旅館に着きました。

明日もまた26キロ程歩きますので、

今日はこの辺にして、

ゆっくり休みたいなと思います(^^)☆