小豆島八十八ヶ所めぐり〜歩き遍路〜 3日目・後編

・・・さすがに、岩の道を下るのはいやだったので、

車道を通って下りました。

そしてまた標高0メートルの旅館に戻って来ました。

午前9時30分。

下界は一気に暑くなっていました(^^;)。

リュックサックに荷物を入れ、

さて出発しようと時計を見ると、10時。

今日も長丁場なので、旅館前に止まる路線バスに

乗ろうと思っていたのですが、

次のバスが11時19分だったので、

歩くことにしました。

次の札所まで4キロなので、

バスに乗るよりも、早く着くと思いましたし、

早々にバスに乗るのも、根性がないと思いました。

日陰(休憩場所)が殆どない県道沿を歩きました。

大きな採石場がありました。

ここから船で直接消費地に持っていけるという

メリットがあるそうで、

ここの石は大阪城にも使われているそうです。

が、人手はほぼいません。。。

ほんと、田舎は車は時々通りますが、

人影が少ないです。

(ましてや、車&歩きお遍路さんを1人も見ません)

県道沿いで2回目の休憩の時、

次の札所まで4キロと思い込んでいたのですが、

よくよく地図を見直すと、それが5キロちょっとだったと発覚☆

ってことで、休憩しながらゆっくり歩いてたので

4キロ地点で、路線バスに追い越され・・・

「しまったぁ〜(>0<)」と

自らのチェックミスに精神的に落ちこみました(ーー;)。

途中、何箇所かバス停があり、

そこから乗ろうとしたのですが、

「いや、まだ歩く、歩けるぞ!」と頑張ってたのですが、

ほぼ空の路線バスが涼しげに通った瞬間が、

本当に精神的に参りました。。。

で、第82番・吉田庵のある吉田のバス停に着き、

そこに座ると一気に疲れが。。。

この時ちょうど正午でした。

気合いで、バス停から数百メートル先の

吉田庵を打ち、バス停に戻り、軽くおにぎりを食べ、

バス停前の自販機で冷たいジュースで

ちょっと身体を冷やしてるうちに、

「もうバスに乗ろう」と決意し、次の札所までバスに乗りました。

兵庫・姫路からのフェリーが到着する

福田港のある町に着きました。

ここには、札所が3つあります。

3つを打ち終わり、3つ目の

「第84番・雲海寺」の縁側で

ぼーっと休憩していました。

爽やかな風が港から吹いて来て、

誰もいない静かな境内がとても気持ち良く、

「最近、空を眺めてぼけーっとしてなかったよなぁ」と思う

と同時に強烈な睡魔が襲って来て、

うたたね・・・というかマジ寝?してシマイマシタ(^^;)

「ふわ〜」とした、暖かい(っていうか、暑い)風が

港から吹いて来て、目が覚めました。

そこで30分爆睡していました(笑)。

足に水ぶくれが出来ているような痛みがありつつも、

歩く気力が戻って来て、せっせと福田港の

バス停まで戻って来たのですが、

目星をつけていた2階の喫茶店がお休みだったので(涙)、

その下にあったお土産屋さんで「オリーブサイダー」を買い、

お土産屋さんのやさしいおばさんにお願いし、

快くOKを頂き、2階に上がる階段で座り

バスの待ち時間、いさせて頂きました。

ほんと、助かりましたぁ〜(ー人ー)☆

それ以降、間を少し歩きつつ、

今いる安田の旅館に着きました。

この猛暑の時期に、私の体力で、

小豆島霊場会が推奨する

6泊7日の「モデルコース」歩くのは不可能だと、

この日悟りました(^^;)。

「明日からは、計画的にバスを上手く活用しよう」と腹をくくり、

たまたま福田港のバス停で、運転手さんから頂いた時刻表や

「万が一に」と、自宅で印刷して来た、小豆島のバス路線図と

真剣に向かい合いながら、

明日以降のプランニングをさせて頂きました。

明日歩く場所は、一日三便しかないバス路線上なので、

乗り遅れないようにしたいと思います。

バスを使うことに負い目を感じますが、

背に腹は変えられません!(妥協。身の丈に合った修行の実践)。

『オリーブバス』の売り上げに貢献させて頂きます(笑)♪

ま、とにもかくにも、熱中症で

ホンマモンの「行き倒れのお遍路さん」になって、

NHK高松放送局のニュースで流れないように

だけはしたいナと思います〜(>0<)笑♪