今日は早朝からまた淡路の佐野グランドへ行きました!夏休みに入ってから淡路への機会がすでに4回目という事で明石海峡も慣れてしまいました(笑)
今日はルーキーリーグと2年生は練習試合という事でメンバーを連れて行きました。今回は初めて2年生に自分達でメンバーを絞ってもらいました。当然のように『不平、不満』が出てきたのですが、2年生は18名いるので今後必ず控えに回るメンバーが出るのはわかっている現実です。その現実に向けて、しっかりと対処する気持ちとか競争をもっとシビアに持ってほしいのです。今の3年生は人数が少ないけど、そんな言い訳をする事もなく一人一人の自覚が良いチームを作っている訳で、2年生は3年生の倍以上いる中でもっと良くなる可能性すら秘めているのに逆に多い事で甘えてしまう部分ばかりが出てきます。
不平や不満なんて自分を基準にすれば常に出てくるものです。
そしたら逆に自分はどこまでやっていると言えるの??って話です。子供同士のほうが目はシビアです。試合をするのも自分達、準備も自分達、だったらこういう場面で考えるのは自分達でやるのが自然な事だし、今日はそういう中でこれなかったメンバーが『この現実をどう受け止め、どう変化させていくか?』が本質。うまくいかない状況に落ち込むだけなら成長はありません。どちらを選ぶかも自分ですから、こちらは前向きな選手と前向きな気持ちでがんばっていこうと思います。
今日はメインはルーキーリーグだったのですが、到着してからまずミーティングをして自分達で今日のテーマを考えました。自分は一切の関与なしで決めてもらったのをアップしている最中に見せてもらったのですが、『ん???』という事がたくさんありました。
自分が今、1年生を観て思う課題の一番大きなものが『言葉だけで行動が伴っていない事』です。頭ではわかっている・・・・だけです。それを行動にしてこそ『意味』が出てくる事をそろそろ気づく頃かな〜??って思って見ています!それと今日しっかりと分かったのは『噛み砕けない』という事でした!
これは、要するにテーマが大き過ぎてみんなが理解していないのだから、言葉を変えてみんながイメージ出来るようにするとか、もっと掘り下げて考えるとかって手法をするべきなのですが、そこまで応用が利きません・・・。だからいつもテーマが『綺麗な言葉で抽象的』なのです!例えば『雰囲気を盛り上げる』と言われても、どういった状態が盛り上がった状態で、何をする事で盛り上げた事になるのか?って言われたらほとんどが答えられないのです。わかっているようで、わかっていないという事が今の1年生の現状で、その曖昧さがサッカーそのものとして表現されているとわかりました。
今日もメンバーは自分達で決めていたのですが、出れていない選手に話を聞いたりしていると、やっぱり考え方そのものがズレているし、的が外れている状態で何をがんばってもやっぱり評価もされないと思う。極端な話ですが、サッカーうまくなりたい!と言ってバット振ってるような事です。努力の仕方も違えば当然出てくる成果も変わってくるし、それでも『何かを得たい』と思う自分の受け止め方があれば、バットを振っても成果になるものです。1年生は今、それをしっかりと決断する時だと思うのです!何でもいいから成果を残したいのか?みんなで決めた事をみんなでやり遂げたいのか?そこが非常に曖昧で、『僕は僕なりにやりました』みたいな子がいれば、全くやっていません、という子も出てくる・・・。それがチームと呼べる形でしょうか???
そう考えればまだサッカーというもの全体が理解されていないような気がします。。。
試合のほうは、自分達の時間帯というものがほとんど作れず、ラインだけは上げるけど結局一人一人が臆病になっているから、好き放題裏のスペースを突かれました。同じラインの押し上げをする2,3年生はラインを上げると同時にプレスを掛けるから意味が出てくるのですが、1年生は『ラインを上げたいだけ』になってしまい、『上げる意味・利点・欠点』を何一つ理解せずにやっているような状況ですから、当然意図を持った相手には全く通用しませんでした。
試合は前半だけでボコボコにやられました!!
自分が見ていたのは『失敗の後どうするか?』だったのですが、失敗したまま・・・・でした。だからこそ残せたものがないし、暗くなるだけでした。『あれ?盛り上げるって何?』状態でしたね!そうやって『うまくいってる時だけやる』テーマばかりを考えているからこうなった時に何も出来ないのです。やられるまでの『原因』を探れば必ず『11人全員が絡んでいる』のに、その事を全員が気づいていない。『あそこであいつがボール取られるから』みたいな『人のせい』にしているからカバーもないし、フォローもない。
ボールに、流れに背中を向けて『俺は絡んでいないからね』というアピールをする。そういう繰り返しのまま試合を終えるような状況でした。悪い結果だなんて事は誰が見てもわかるので指摘をするよりも『次どうするか?』をまた見ていました。ところが、案の定疲れた自分達はチームの事よりも『自分の事優先』でした。
そら、こういう結果になるよ・・・って思うし、1年生は『切り替える』っていう綺麗な言葉だけを借りて『ごまかしている』だけなのです。切り替えるという事よりも、まずは『何がどういけなかったのか?どう完全すべきか?』という検証をした後に切り替えるのは意味が出るけど、検証もなしに『悪かった試合は忘れよう!』という自分に都合の良い事だけ切り替えようとするからうまくいかないのです。その意味を1年生はそろそろわかってほしいな〜。。。。
2年生のほうは各自のプレーの責任感に加え、『連動・協力・共動』が加わっていたので、非常に良い内容だったし良いサッカーでした。中での会話、要求、指示も的確だったので守備の狙いがとてもハッキリしていた!
でも、キーパーは龍成くん以外の二人(富永くん、三枝くん)は守備のメンバーと同じ狙いを全く持っていないし、二人がキーパーに入った途端に失点をどんどんし、流れを完全に切ってしまったのです。二人にも話をしたのですが、試合に出る、来る、だけで満足しているようなレベルで何が出来るの?って事でした。結局、来れなかったメンバーと同レベルだし、来ても何もしないままに帰る選手だって今のファルコにはたくさんいる。来れない事に落ち込んでいるレベルとか、来ても何もしないレベルなんて結局人のせいにしているだけの考え方。そんな選手が『社会性』という基準にウエイトを置いているうちでメンバーに入れますか?って事を人のせいにする前にまず自分で受け止めてもらいたい。メンバーに入れない理由をまず自分で見つけて改善するのが先だと思う。自らの責任を果たせる事で協力って出来る。サッカーが出来る。その意味に1,2年生には気付いてもらいたい!この夏にはそういった事をどうにか伝えていこうと思うし、気付いてもらえたら、と思う。
変わりたい、良くなりたい、では何も変わらない。
そうなりたいから『○○をする!』と決意と行動があってこそ人は変わり、周りも動く。
憧れるだけならしないほうがマシ。
自分の責任をまずしっかりと持てる人間へ!チャレンジしよう!!