●旬の素材はおいしくて栄養たっぷり!

●旬の素材はおいしくて栄養たっぷり!

 このところ日本のみならず世界各国で注目されている和食は、一汁三菜(ご飯に汁もの、おかず3種)の食事が基本。

さまざまな食材をいろいろな調理法や味つけでいただくので、栄養がバランスよくとれるところが見直されています。

副菜に野菜や豆、いも、きのこ、海草などを上手に組み合わせて、不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維などがきちんととれるようにしたいですね。

 そのときにぜひ考えたいのが、旬の素材を使うこと。今は温室栽培や冷凍保存など技術の発達で、たいていの野菜や魚が一年中、手に入ります。

それはそれで結構なことなのですが、そのために季節感がなくなって、野菜や魚には旬があることを忘れてしまいそう。

同じように店頭に並んでいる食材も、季節によって味も栄養価も違うのです。

旬とは、それぞれの野菜が大きく育ち、最も収穫に適した時期。魚なら、成長したり、水温の変化で身が締まったりする時期。

つまり、おいしくて栄養がいちばん豊富な時期なのです。

もちろん、たくさん出回るので、価格はお手ごろ。この一石三鳥の“おトク食材”を活用しない手はありません。

野菜や魚の旬をちゃあんと知って、どんどん食卓にのせましょう。