認知症予防ネット 高林理事長さま
先日の10周年記念講演会、ご盛会おめでとうございました。
ご準備から当日の運営まで、お疲れになりましたでしょう。
理事長のご挨拶にあったスリーAから5つのAへのお話、大変感銘を受けました。
益々、みなさまの優しさと情熱が広がっていくことをお祈り致します。
ところでひとつご相談がありまして。
昨年、私も被災地を訪問しまして、宮城で被災地支援(仮設住宅などで暮らす方々への 支援)をしているグループ(宮城の女性団体です)に関わりができました。
関わりのきっかけは、他のことだったのですが、今回の講演会で小林先生のお話などをお聞きしていると、私もスリーAの伝達をしたいなあと強く感じるようになりました。
もし機会があったら、宮城で仮設住宅の住民さん向けとか、支援者向けにお伝えしてもよろしいものでしょうか?
原口先生に定期的にご指導いただいているとはいえ、スキルは十分ではありません。
気持ちだけでスタートするようでご迷惑をおかけするのではないかと心配ではありますが、実現したいなあと思っているのです。
ご了承いただけますでしょうか。(2014.05.28)
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N様への返事
大歓迎! 大感謝です〜
私は、「スリーA」のゲームの効果は、太陽か空気のような恩恵だと考えています。
或いは、初めてママになった未経験の女性が、一生懸命に子育てしていく中で、こっちが右よ、こっちが左よ、など諸々日本語を教えるのと同じだと思うのです。国家試験の資格や、誰かの許可なんて不要です。
人が人に優しい気持ちで言葉をかけるのと基本は一つで、太陽や空気の恩恵を皆が当たり前な顔で受けている‥‥。その延長線で、一人で泣いている子供に他人でも「ヨシヨシ」と言い、ボーっとしている人には、「どうかされましたか」と声をかけるのと一緒だと思うのです。
ちょっと下手でも構わない。黙っているのは木石だと言いたいのです。スリーAのコツは、マスターすれば、下手よりは効率が良い。けれど人間の温かい心が通じることが一番大事な「優しさのシャワー」です。
ゲームは下手で失敗したら、皆と一緒に「先生も間違えた〜」と言って笑いの、貴重なネタにしてください。
万一、大下手クソで、誰も笑われなくたって、慣れたら上手になりますし、失敗しても副作用は無いので平気、安心してください。
私共のホームページの、「講義録」を読んで下さったら、自信が持てるのではないかと思います。もし、参考になりましたら、幸いです。
NPO法人 認知症予防ネット
理事長 高林 実結樹(2014.05.28)
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Nさんからの報告
被災地 宮城県南三陸町へ行ってまいりました。
7月19日〜21日までの3日間です。
移動に時間は取られましたが支援団体のコーディネートで、仮設サロンにて4回、老人保健施設で2回、計6回の交流を持つことができました。
スリーAゲームの持つ楽しさやいろいろな要素の良さを再認識しました。
そして何より、みなさんの笑顔がはじけて!はじけて!
今回は、ウオーミングアップ手遊び、リズム、お手玉回し、シーツ玉入れ、広告パズル、
じゃんけんゲームの構成で行ないましたが、一番好評だったのがシーツ玉入れ。
我を忘れて大きな声を出して楽しんでくださいました。
優しさのシャワーをどれだけ注げたかはわかりませんが、楽しさはお伝えできたかと思います。これからは支援グループのサロン担当の方が、取り入れてくださいます。
また、シーツ玉入れの道具は、不器用な私に代わってオレンジの会のメンバーさんが南三陸用に縫ってくださいました。この方はもちろん、オレンジの会の方々も被災地の皆さんが楽しまれた様子をみな、ご自分のことのように喜んでくださって有難かったです。
私にとっては二重の感激です。多くの方の優しさに支えられての被災地訪問でした。
向こうのサロンを切り盛りしてくださるのは、高齢の方々がリーダーさんなんです。
ご本人たちも何らかの被災をされているのですが、明るく優しく、たくましく素晴らしい人たちでした。
支援グループのリーダーは、その人たちの素晴らしさや力を見抜き、サロン運営を任せてみえました。被災地から女性がエンパワーメントすることが本当の復興への道だと語っています。この方も凄い人です。
松阪と南三陸の方々の心をつないだスルーAゲームでした。
素敵な人たちとのご縁が深まり、私の財産がまたひとつ増えました。
拙い報告ですが、背中を押してくださった理事長に感謝をこめて。
暑い毎日、くれぐれもご自愛くださいませ。みなさまに宜しくお伝えください。
9月の予防学会(東京)でまたお目もじ叶いますのを楽しみに致しております。(2014.07.30)
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