今日はナイター練習でした!!

昼間の試合等をこの夏休みに経験しながら試合をやってこそ気づくものに遭遇し、改善の努力をこの練習でしていく…そんな流れにしたいと思っている自分は今日の練習にもテーマを設けて、その事をサッカーをしながら表現する事を目的にやりました!

練習前にそのテーマと意味を伝えたのですが、『聞いていない』選手がたくさんいる事を気付かされました。自分としては改善をする為に準備をしているのですが、やっぱり練習自体を『受け身』で参加している選手には『与えられないと動かない』ような状態であり、だからこそ試合でもそれだけのプレーしか出来ないし、もっと言えばサッカーをうまくやる為の事を出来ていない訳です。。。

もっと自主的にやれると楽しくなると思うのですが、ゆっくり見守っていくしかありませんね!

今日も最初はボールコントロールをしたのですが、技術的なものは意識改善されていると感じるのですが、肝心な『今日のテーマ』が全く意識されていなかったので、途中に少し促していきました。何の為にやっているのか?テーマがあるのはどうしてか?が選手に伝わっていないという時点で、自分が思う課題と選手が課題を意識していない事のギャップがあるものだと改めて感じました・・・。

そこでテーマの事を再度確認をしてやってもらいました!テーマは『体の向き』でゴール方向を向く事を第一に考える事を言いました。それがサッカーである事が理由です。ボールを回す為にサッカーをやるのではなく、ゴールを奪う、得点を決める為にやっている事を自覚してほしいし、みんながゴールを目指すアクションを起こすのが本来のあるべき姿だと思います。もちろん今、みんながテレビで簡単に見れる世界のサッカーは全部がゴールを目指していないと思うプレーはあるけど、それは『絶対に負けられない』という生活のかかった試合をするからです。みんなが今やっているサッカーはそういうものではなく、自らが好きで楽しむ為のものだし、変な所だけプロの試合みたいなものを真似して臆病になったり、パスを回して喜んでいるような『サッカーっぽい事』は今すべき優先ではないという事。ゴールを目指し、それが出来ない時に次の選択肢という考え方を整えていきたいです!

次はグリッドの中での4対4に4サーバーを付けてやりました!

ここではチームの全体の中での改善として『攻守の切り替え』というものがテーマに最近多く出てきていたので、敢えてその状況が生まれるような設定を組みました!

選手の中の多くは頭ではわかっているけど…というだけで止まっている事です。切り替えが早いほうが良いのはわかっていても実際に本当にやれているかどうか?やろうとしているかどうか?をプレーの中で気付いていくしかありません。

体の向き、守備の優先順位を意識しながらのマークの確認、攻守の切り替えを盛り込んでいたのですが意識そのものは一箇所でやるという事もあって、みんなに『見られる設定』なのも、良い緊張感を生んだと思っています。

ファルコは、パスを受けたい選手がどうしてもボールに『寄っていく』動きをします。でも、何でもそうですが『押してもダメなら…』って言葉のように、うまくいかなければ逆の発想を持ってほしいのです!寄ってもダメなら逃げてみる。その事によって生まれるものがあるのです!その体の向きを意識してもらいながらも、守備がおろそかならないように優先順位だけをとりあえずは促しました。本当はしないといけない事がたくさんあるけど、一気に伝えても当然頭がパニックになるので、少しずつ改善していこうと思います!

守備の優先順位は『シュートを一番に打たせない事』です。守備の優先順位って言い方をすると少し考えてしまうのですが、単純に『逆の発想』をして攻撃が一番に何をしたいか?と聞かれれば当然『ゴールを決めたいからシュート』となるし、だから守備はその反対に『一番最初にシュートをされてはいけない』ってなる。次はドリブルで真ん中を行かれないように、真ん中を防ぐという事になるし、そうやって考えれば攻撃をすべき優先順位や守備の優先順位って自分でも分かるようになっていくはずです!

最後は5対5のハーフコートでのゲームをしました!

ここでもただ試合をやるのではなく、テーマを意識したものを考えてやってもらうようにしました!体の向き、守備の優先順位、攻守の切り替えというものを意識したゲームとなるように途中に止めたりしながら確認をしました。もちろん今日だけで改善、解決するものではないけど、『あ!こういう事か!!』と試合をしながら気付くとか、そういう事になれば良いと思うし一回だけで改善しようとも思いません。長い目で見守る勇気も指導者には必要だし、大人の役割だと思っています!

即席で何かをやろうと無理に完成を急いでも、そこで生まれるものは結局『上辺だけの不良品』となるのです。その上辺を作って大人が喜んでいる社会を自分は変えたいし、中身にこだわれる、そんな選手を育てていきたい!!

みんなで同じ目的を持って、一緒に努力をするチームになるようにこれからもがんばりたいと思います!!