8月2日(土)、コラボ談話室「グローバルになろうよ」(話題提供:濱崎定也さん)を開催しました。参加者は18名。
濱崎さんは、何気なしに使っている「グローバル」という言葉は、どういうことか?まずは国境を越えた多様な考え方を理解・尊重することか。国・民族は互いに相互依存関係にあることを認識すべきか。人間本位でなく、動植物も視野に入れた考え方・行動こそ究極のグローバルではないかと話しました。以下は談話の概要です。
インターナショナル(国と国との間の関係)とグローバル(地球規模)は違う/まずは国境(ボーダー)を意識することか/私にとっては、海外からの食品の輸入(海外への食料依存)をどれだけ意識しているか/渡り鳥のアジサシは、北極と南極を行き来する意味でグローバル/千里の街路樹は、外国産のものが多い(これはグローバル?)/参加者の一人一人にとってのグローバルを知りたい/グローバルは、まず相手を知ることから?/もっともローカルなものがグローバルかもしれない(例:片田舎の古老の手仕事が地球規模で優れていることもある)/海外では、自分の個性や考えをもって相手に伝えることが大切/これによって、相手との違いが分かり、なぜ違うのかを考えたり、どう取り入れられるかを考えられる
アイデンティティがあるかないかがグローバルの基本条件/自分の考えをもっていて、正しく伝えることが大切。その場合、思いやりや誠実さが条件/村上春樹で通じ合えたように、好きなことがあることもグローバルの条件か/英語俳句も海外の人と通じ合える材料/海外に一人で出かけると親切にしてもらえる。このとき、日本人はまだまだ鎧を着てしゃべっていると感じる/日本人は、純粋な単一民族と思っているが、韓国、モンゴル、ミクロネシアなどのハイブリッド民族/企業が英語を公用語にしていることをどう思うか?/誇り高いゲルマン民族のドイツでも英語を採用した企業がある/公用語を変えることで考え方を強制的に変えたのかも/ネパールでは仕事は英語だが、問題が起こるとネパール語になる
コミュニケーションを取る努力は大切だが、先日、英語で話しかけたら日本語で返されたという失敗もある/英語、日本語で話す場合、思考回路は違っているようだ(海外生活経験のある10代)/グローバルとは、地球の一員として生活しているかどうかでは? インドで米が作れないかと研究している日本人はグローバルと思う/子どもの頃「仲良く生活しなさい」といわれたが大人になると忘れている。他人のことを考えることがグローバルでは?/安全→安心→信用→信頼の上にグローバル化があるのでは?/相手の信念や価値観との違いを知り、どう融合できるかを考えることでグローバルになるのでは?
濱崎さんは、最期に原理主義を言うのではなく、理解し合うことが大切では?と結びました。
次回の予定は次のとおり。
●と き:9月6日(土)10〜12時
●ところ:2階 集会場(公民館事務所横
●テーマ:「あなたにとっての故郷は?」(話題提供:山本茂さん)
“うさぎおいしかのやま、こぶなつりしかのかわ・・”。唱歌「ふるさと」のように、故郷はだれにとっても大切なところ。
あなたの故郷は、生まれたところですか? 「第二の故郷」の言葉のように、長く住んだ大阪や千里も故郷ですか? ふと訪ねた旅先の風景に、故郷のイメージを重ねることもあるでしょう。
あなたにとって故郷はどんなところですか? 故郷をテーマに井戸端会議しましょう。
第1土曜の朝は、ちょっと早く起きて、コラボへGO!