昨日はナイター練習がありました!

この夏休みも折り返しに来ているという状況の中、チームとして浮き出ている課題としては細かい個々のものは別として『チームが目指すテーマを試合で意識、されていない』事でした。これはどのチーム、どのカテゴリーもテーマになってくるかも知れないのですが、『テーマを表現する為』ではなく『同じ目的に向かってチームが一つになる』事に重点を置いている訳です。それを試合で出来ないのは、普段の練習から出来ていないからだと思うし、練習からもう一度共通理解、共通意識を高めていこうという事で練習前に2,3年生でテーマ、1年生でテーマをそれぞれ考えてもらいました。

2,3年生にはみんなで決めるメンバーの条件①自主性②社会性③尊重性というものをもっと明確し示さないといけない事を考えてもらいました。そうじゃないと、何をしても結局は『うまい子が出る』という事にしてしまうと、魅力あるチームも何もなくなってしまいます・・・。うちが目指すべきチームは『勝利が最優先されるチーム』ではありませんから。

練習メニューも最初にみんなに提示をしていたのですが、早速メニューに入っていくと意識がされているのはよく分かりました。でも、問題なのは『全員ではない事』です。

大半が出来ている。数名が出来ている。という事は『出来た』という評価にはなりません。全員がやってこそ意味と価値がある事を今は分かってほしい!

パス&コントロールでは技術的な質は改善されつつあるのですが、気にしてほしいのは『ミスとどう向き合うか?』なんです。全体テーマが『肯定をする』という事もあって、ミスに対しても否定はしません。ですが、否定されない事をいい事に『まぁいいか』というミス自体をなかった事にする甘い選手がたくさんいます。結局はそういう選手がテーマへの意識と自覚が薄いという事なんですが・・・。

そこを否定ではなく『指摘』という形で、お互いに改善していけるともっと良くなると思っています!

次は1対1〜2対2〜3対3〜4対4という流れでやりました!

今回は5点先取したら終わりという事でやってもらました。この狙いは『一位になりたい!』という意欲が行動として出るか?と反対に『まぁいいか・・・』という甘えをしている人間性を浮き彫りにさせる為でした。運動量もきついし、しんどい事は分かっていて、そんな時に順番待ちしているフリして休むとか、『ちょっとでも楽を選ぶ姿勢』に注目しているのです。子供はうまく隠してそれをしようとしているのですが、それこそが『人間性』であり、試合を決める大事な力である事を『自覚していないから甘える』訳で、そういう選手が強くなるようにしたいとは思っています。

2,3年生は勝負への意欲はありましたが、肝心なテーマはすでに意識が薄れていたしそれは見学しているメンバーも分かっていましたし、終わった後に聞いたら主将も副主将も分かっていました。

口を揃えて出てくる答えが、『全員ではない』という言葉。

全員でなければ意味がない事なので、続けていきたいと思うしどうすればそれが全員になるのか?を今、主将達に提示している課題です!前向きに向きあってほしいですね!

その後は5対5のゲームをしました。

ここではまたリターンをシュートするのですが、周りにいるメンバーが『良い準備』をしません。基本的にうちのチームは『流れに直接関わる』時にしか準備をしていません。間接的に関わっているという意識がないので、もうちょっとそこを変化させないといけないと思うし、それが出来ると非常に良い攻撃、守備になると思います!

まだ3人目の動きなどが曖昧だったり、パスの出し手と受け手との関係性、共有などが足りないと思います!

最後はリフティング&ダッシュをしましたが、ここでも単純にリフティングを安定させる力がないし、自分の中ではボールを触っている時間に余裕を持てる選手になってほしいので、ここはこだわっていきたいと思う。自分で改善したいと本気になっている子はそれだけ上達しているし、まぁいいかと思う人間はリフティングすらまともに出来ない。

どちらの選手になりたいか?をよく考えれば努力すべき事はたくさんある。現状の自分がピークと思える選手はいないはずだから、もっともっと前向きに努力をする必要がある。今はチームとして全体意識を合わせる事を目的にしているけど、各自の目的は他にあると思う。個人のすべき努力とチームがやるべき努力。両方があってこそ、試合での満足感、達成感に繋がっていく。テーマを表現する為にサッカーをやるのではなく、みんなが魅力あるチームでサッカーをする、魅力ある人間になる為にサッカーを、試合をやるという認識を持って、日々のトレーニングを意味と価値あるものに一緒になって作り上げていこう!!