Gの杜プロジェクト事務局の中平です。
先日群馬の森公園にて行われた「第二回・もりっこ・ひろば」。
参加者は小学生14名、中学生4名、一般3名、合計21名でした。
そもそも、もりっこ・ひろばの開催目的は二つです。
1.Gの杜プロジェクトの宣伝
2.開かれた美術館(美術の価値や楽しさを専門家以外の一般市民で考えること)に近づけるために、会議自体をオープンなものにする
以上の2点が、どこまで達成されたのか、が今回の参加者の方々の感想から見えるでしょうか。
【感想】
質問4「もりっこひろば」に参加してどのように感じましたか。
参加しやすさ:満足16人、やや満足3名
提案された企画:満足19人、やや満足1名
学生との交流:満足14名、やや満足6名
他の参加者との交流:満足12名、やや満足7名
考察:提案された企画はかなり反応が良いことがわかります。プレゼンだけで伝わっているのですから、本番で実際に体験すれば、もっと好反応が得られる可能性は大きいと言えます。
課題は、学生との交流や、他の参加者との交流が不足していたということです。狙いが多すぎたかもしれません。学生さんの企画プレゼンが、やはり比重が大きく、交流の点で配慮が足りませんでした。逆に、ワークショップ自体が、交流を進めるきかっけであるという発想であるものは、物づくりをしながら交流もできるということにつながりそうです。
【質問5】
「今後、Gの杜プロジェクトに参加したいと思いましたか」
はい17名 いいえ2名
はいと答えた人が19名中17名。これはかなり多い数字であると思います。
なぜ、はい、と答えてくれたのか。本当の理由はどこにあるのか。
推測するしかありませんが、「何かおもしろいコトがありそうだな」と感じてもらう事ができたのではないでしょうか。つまり、学生さんの熱意が通じたと言えそうです。
最後に、参加者の言葉です。
「楽しかった」(5名)
「バレーがしたい」(3名)
「メントスコーラいやな思い出を紙に書き、その紙をコーラに入れてコーラにメントス入れて爆発させる。コーラにメントスとjaを入れる」(3名)
「ガムでスイカを割る(1名)
「紙粘土で作るのが難しかった」
「馬を作ったのが楽しかった」
「まねっこのとき、難しいやつを描いたら大変だった」
「マネっこする側もされるがわも、真剣になっていたから楽しくできた」
「想像して描くのが楽しかった」
「いろいろなアイデアがありましたが、本番でがんばって成功させてください。楽しみにしています。」
「創造力やアイデアは広がるんだなあ。広く広く、深く、高く、もっと広がると楽しいですね」
【考察】
バレーや、爆発というアイデアはおもしろいですね。しかし、文字通りに、とらえてはいけませんね。そういう発想の背景を考えましょう。裏には、本当にやりたい意味が隠されています。そこには「ストレス発散」があると思いますが、もっと深く考えると、意外なものの組み合わせを驚きたい、とか、体験したい、つまり新鮮な出来事の組み合わせ、意外なことやものの組み合わせを楽しみたい、ということなのではないでしょうか。
それが、美術のおもしろさですね。
もりっこひろばの目的1は達成できそうです。目的2について、どこまでオープンな話し合いに近づいたかわかりません。しかし、私たち企画側が、どうすればオープンな美術、つまり、本当の意味で美術やアートの価値づけを専門家以外で行うきかけを作るか、という一歩は踏み出せた、と思います。みなさんは、どう感じられますか。