昨日の夜は2,3年生の保護者の方々にアナウンスをして話し合いの場を持ちました。何かが起きたから、という事ではないのですがやはり大人が変わる事が子供の変化に一番の近道になるからです。変わらないのが親のせい、ではなく変わる為に一緒に協力をいただきたい、という発想です。なかなか最初は何をするにしても違和感があったりするものですが、それぞれが腹の中にしまいこんでしまっても状況は良くはなりませんので、改善への『具体的なアクション』は指導者である自分からやっていきたいと思います!

昨日来てくださった保護者の方々も、良くなってほしいから悩むというスタンスです。保護者の方々なら誰だってそうだと思います。自分の子供に良くなってほしいという思いがない人のほうがいません。全員が良くなってほしい・・・・その思いが『自分自身の行動にどれだけ反映されているか?』なんです。子供に話をするだけではアクションではありません。もっと自分自身の考え方、受け止め方、促し方、を見直さないといけない事だってあるという事です。

昨日はその為の話をさせてもらい、まずはどういった用件で来られたのか?どういう思いを持っておられるのか?を聞くようにした上で、今ファルコがどのようにやろうとしているのか?という考え方(ビジョン)と、その為にやっている取り組み方法(ミッション)と、大人がどういった方向へ進む、また子供を導いていくか?の(ベクトル)話をしました。

自ら足を運んで、耳を傾けてくださった方々は当然分からない事は直接聞いてくださるし、理解をしていただけました。各自の不安もあるし、課題もあります。ですが、課題はそれぞれでも『取り組むべき方向性』というもの・・・・『本質』は一つなんです。その事に大人が気付けばきっと変われます。足の速さ、体の強さ、キック力、ジャンプ力、体幹など『強さ』一つにしても様々な強さがあります。でも、これも本質という部分で言えば、全部『改善したいと思う本気の気持ち』から始まるという事です。本人が『こうすべきだ!』と思う事。そして、自身で納得すれば具体的に動く事です。周りが分かるまで、です。でも、大抵はここのアクションの段階で『俺なりにやっているのに・・・』という考え方で止まるから、『どうして分かってくれないのか?』と『周りへの期待、周りへのせい』にしてしまう訳です。自分だって同じです。サッカーをしてきた指導者の一人として、『どうしてこれが出来ないの?』という疑問を自分の基準で子供に投げかけても『出来ないから悩んでいる』のですからそれを『出来ない子供のせい』にする事はしません。ただし!!大事なのは、『自分自身がすべき事だと責任を持てばやるしかない』という事を子供が今理解しようと努力している部分です。

『出来ない』と『やらない』の違いをきちんと区別させる事!そして、自分で気付き、自分で考え、自分でアクションをする。それしかないのです!周りの評価、見返りを求めるのではなく、自分が正しいと思うからやる。それが『生きていく為の責任』です。誰かに言われたからやりました、ではその誰かのせいにするのです。それが『逃げ』である意味を知らないといけない。

実は、この考え方を子供以上に大人(指導者・保護者・先生方など)が理解をしなければいけないのですが、大人のほうが子供になってしまっているケースが起きるのです。この事は自分も指導の勉強をあちこちでさせてもらう中で気付かされた事ですので、発展途上にいる自分は『自分が出来ている』とは言いません。ただ、『こうするべきである』という事なんです!大人の関わり方、大人の存在の仕方はものすごく大事な事なので、これからも気を付けながら関わっていきたいと思います!

保護者の皆さんも、今後思う事がありましたら一人で抱え込まずにどんどんおっしゃっていただくようによろしくお願いします!