今日はナイター練習がありました!予報では雨だった夜は体育館もなく、困っていたのですが雨も降らずに外で元気に出来た事は本当に良かったと思います。テーマを意識してやるべきだって事は昨日の練習でも言ったばかりだったし、今日はそれを大きなコートのゲームの中でどれだけ出せるか?という事を目的にやりました!
2,3年生を均等割りにして1年生だけのチームの3つを分けて紅白戦を行いました。テーマ(目的)を持って取り組まないと意味がないし、残らない話をしたのもあってこの3チームにそれぞれのテーマを考えてもらいました。まずは一つでいいから、全員が意識を持って取り組めるように、という事を考えてもらいましたが。。。。まだまだみんなが本気になってそこの課題と向き合ってくれていないし、相変わらず『自分都合』でやる、やらないを決める選手が多いから全体として本当に納得いくものとならないのです。
そこでアップをやってもらってからゲームをしました。
1年生チームが連続試合をやるのはきついので、最初にやってもらって間に休憩を入れてもらう形にしたのですが・・・疲れてもいない最初のゲームから全く目的というものが見えず、試合の途中に『テーマって何なの?』と聞いたぐらいだし、そこでも答える口調は曖昧で、いかに自分達がやっていないか?を物語っていました。。。
目的のないゲームをどれだけやっても無意味なので、早めに上げて問題点の提起と修正をやってもらう事にしました。形や見た目にこだわってしまい、『何となくみんなでやっている』『テーマというものを言葉だけで決めている』という事がようやく分かってきている所です。ここに手を貸してしまうのではなく、経験をさせて気づかせる。本当の意味での『楽しさ』は自分自身がやるしかないって事、それをやるだけの責任は各自に絶対にあるという事を理解しなければ何も始まらないって事ですよね!
2,3年生がそれを全員こなしているという事でもありません。1年生のほうが意識を継続させている事だってあるし、みんながまだまだ『自分自身の責任』というものに対して曖昧になっているのです。やるべき事を整理して、具体的に動く事で物事は改善されていきます!
今、みんながテーマを試合などでうまく表現出来ないのは『具体的に動く事が出来るテーマではないから』なのです。テーマの中に『夢や希望』とまではいかなくても『こんな事が出来たらいいな〜・・・』というものが入ってしまっているから出来ないんだと分かってほしい。実際にやってみて、出来ない理由を検証する時に『今度は意識したら出来る』とまず思っている事が多いんだろうけど、何度も言うけど人は意識では変わらない。出来なかったという現実が起きれば、出来なかった理由を考える。やる気がないのであればもはや話にはならないけど、やろうという気持ちさえあれば必ず明確な原因があるという事。そこに向き合ってほしいのだけど、そのしなければいけない時に『自分の弱さ、甘さを隠す』からどんどんと取り繕うだけのテーマになっていく。
その事を今日は気付かされた。
子供にとっては何を言ってるの??と思う事かも知れないけど、自分が現場から学ぶ事が明日の指導に生きるという事なんです。それを選手も自分でやってほしいのです。自分の為に今日の課題を明日に繋げるという事を。
基本的に失敗をしている最大の要因は『自分都合』である事。そこで大抵は失敗をする。自分だって同じ。ここを経験というものを繰り返しながら改善していくしか方法はない。失敗のない成長はないし、やるしかない事の一つ。
後は、向き合っていくしかないと思う。失敗をした時に何かのせいにして逃げられる方法もいくらでもあるけど、それをやってしまえばいつになっても同じ失敗を繰り返す事となる。成長とは、失敗の仕方を変えられる事だと自分は思う。
やはりサッカーは面白い。
観る角度を変えるだけで、見えるものが違ってくる。
守備に目をやっていると守備の課題が見える。でも、同じ状況で攻撃のほうへ目をやっていると攻撃の良さが見える。対照的であるという事。難しいけど、尽きない面白さがある。そこに魅力もあって、みんなもサッカーをやり続けているような気がする。うまくいく日もいかない日もあるけど、何かがあるからサッカーが好きなんだろうし、その何かがこういう事のような気がする。
だからテーマというものも少し違った視点で、観て、考えていこうと思う。何かが生まれるはず。昼間の幼稚園訪問では人間性というものは確実に育っている事は確認出来たし、方向性は間違っていないと思う。だから、その中身というものへのこだわりを持ってこれからもがんばっていければと思います!