日 時 平成26年9月20日(土)
場 所 大手前大学リサーチセンター
主 催 大手前大学
白鹿酒造博物館の笹部コレクションの中に、趣味三昧の遊び心
を持ち続けた「西宮雅楽多宗」の人々の史料があるとのことで、
これらについて解説をしていただきました。
この会は昭和5年5月5日午後5時55分に33名(寺の札所めぐ
りになぞらえた数字)で結成した由にて、やがて大阪や神戸の
趣味人・文化人らとネットワークを作っていったようです。
因みにネットワークには大阪の「浪華宝舟会」や神戸の「神戸栞交歓会」等があったとのこと。
なお「ガラクタシュウ」とは「我楽多宗」とか「我楽他宗」と書きますが、西宮の人は「雅(みやび)」なる字をあてて、「雅楽多宗」といたしました。
さてこの会では趣味等を通じて仲間とともにいろんなものを収集・研究し、これら(七福神もあればタバコの空き箱もあり、茶碗のカケラもあれば古書もあった)を持ち依って展示することから活動を始めました。
・昭和5年8月 第1回宝物展覧会〜
・昭和9年5月 郷土鈴配布(戎神社の竣工記念)
・昭和15年8月 鈴塚除幕式(結成10年記念) ・・・・・等々 昭和19年まで活動した。
しかし戦争の激化により、いったん中断のやむなくに至ったとのことでした。