今日は夕方から加西スクールがありました!!
今日は休みが多く、4名での活動となりましたが元気に来るこの4人はすごくサッカーを楽しみたい気持ちが大きくなってきているので一緒にやっていても楽しいですね!
今日もスクール前には試合をしたのですが、この4名とコーチ一人でしました。この4人はまだサッカーの試合をまともにしたり、大会などをあまり経験していないのもあって、『気持ちが淡白』な所があります。。。やっぱり子供の時に多くを経験するって大事だし、悔しいとか勝ちたいとかそういうのは本当に大事なような気がします。優劣をつけると落ちこぼれが出るみたいな事も囁かれてる時代ですが、やっぱりそういった中でないと踏ん張るとかがんばる事が出来ないと思います。
コーチとしていても『もうあかんわ・・・』みたいな感情とか動作をすぐに出してしまうので、こうなると相手をしているこちら側も楽しくなくなるのでやっぱりお互いに全力でやるという事はどんな世界でも大切だと思います!
今日も爽やかな秋晴れの中で出来たのもあって、気持ちは良かったしゲームは子供達のがんばる気力がたくさんあるまではやろうと思いました。コーチは容赦なく、得点を決めるけどみんなは段々と『くそ〜〜〜!!』って気持ちを出してきたし、コーチの足を蹴ってでも奪おうとする(わざとではありません)気持ちやプレーが出てきたので、しつこくやっていると、『もう1点決まるまで!』とか出てきたので、そのまま続けていると本当に遊びの中から必死な表情が全員に出てきて『いいぞ!!』と思いながらやっていました!
みんなのがんばりがしっかりと肌で感じられたのは良かったです!!
スクールはラダーから開始しました。ここではステップを『速く』行うのですが、その『速く』はどうすれば出来るのか?という質問に考えてもらうと腕をしっかりと振るという事に行き着きました。加西スクールは芝生のグランドなので少しラダーが浮いている状態になるのでどうしても足が引っかかりやすいのもあり、ちょっと急いで速くやろうとすると絡まる子が多かったのですが『どうして引っかかるのだろうかな?』という問いにも、『足を上げたら引っかからへん!』と見つけ、腕を振り、足を上げる効果的な動作を自分達で獲得しながらやりました!!
次はレベル6キャッチをしましたが、ここでもボールとの距離感が非常に良くなっている中、少し良くなれば次の課題にぶつかるもので今は5年生以外のメンバーは『ボールの強さ』が課題になっています。どうすればキャッチしやすい強さに出来るのか?今、悩みながら奮闘中ですし、考えるようになってきた今ならきっと答えを見つけ出すと思います!
そんな中でコツをしっかりと掴んできている5年生の宮崎 凌生くんはレベル6を見事にクリアし、上野 旭陽くんも15回とレベル6まで到達しています!二人は毎回このレベルを落とさない質にこだわってほしいと思います!
その次はリフティングでコーンをジグザグドリブルしながらリフティングをしてもらいました!最初はワンバウンドでやって、全部行けたらノーバウンドでやるようにしてもらったのですが、だいぶ体の近くにボールを置けるようになっています!
その次はリフティングの測定をしてもらいました!3分間のフリーで測定をするのですが最高記録の更新はなかったものの、レベル6キャッチ、ドリブルで『ボールとの距離感が良い』と思った形はここでも十分成果として出てきています。リフティングはボールを自分の体の近くに置けるかどうか?で決まってくるし、それがしっかりと調節出来るようになっているので、あちこちで成果が見えてきます。どんどん続けていけば必ず記録のほうも伸びてくると思います!
最後はドリブルをしたのですが、今日も8つのコーンゴールを通過して帰ってくるというタイムトライアルをしましたが、速くドリブルをしたい!!という願いとは裏腹に、スピードを上げるとどうしてもボールが思うように扱えないというギャップに苦しめられています。。。でも、そういう経験から『俺はこうすると失敗するんだ』って気付く事は大事です。君はこれが出来ないとか、大人の指摘だと子供はすごくダメな人間と評価されたように傷つくし、だからこそ出来ない自分も自分で向き合わせるのが大切なのです。失敗をするとコーチが傷つく訳ではないので、自分の失敗を自分で傷つきながらも、自分で克服するしかないし、それが出来た時の達成感、喜び、自信こそが『本物の力』になっていくんですね!
各スクールによって課題というものは、子供によって違うのは当たり前です!
この加西スクールは最初に書いたように各自がどうしても淡白な所があるので、そこを改善したいという思いもあって、『自分で納得する所までやらせてみよう!』という事を考えました。本当はこの後にももう一つメニューがあったのですが、メニューを進ませるよりも、目の前に向き合うほうが大事だと思ったし、ドリブルがうまくいかないから『もう一度やらせてください!』という言葉が自分達から出てきたのは良かったし、だからこそ尊重をしました。でも、いつもいつも言えばチャンスをもらえる訳ではない事も、今後は教えないといけない。限られたチャンスの中で結果を残す事も大切ですから、そこはバランスを考えながら課題を与えていきたいと思います!
最後まで自分で目標を持って取り組んでくれた事で全員がタイムをかなり更新しました!全部がうまくはいかないけど、それがあるから次もがんばろうと思えるんです。失敗は『自分の伸びしろ』だと思ってほしい。それが改善出来ればなりたい自分になれるんだし、その為にすべき課題が失敗なのです。常に向上心を持ってこれからもがんばるみんなを応援したいと思います!