今日は加美スクールの日でした!!
良い季節になってきたので、子供達も考える時間を持ちながらやれる事もあって、この二学期は対話をしながら進めていくようにしています。自分が小学生をやる時に、一番大事にしたいのがこの対話です。『何を考えている?どう思った?』という事を子供の口から聞きたいし、聞かないと意味がないのです。大人が先回りをして答えを考えるのではなく、子供の考えを子供の口から聞かないといけません。当たり前のようで、最近はそれがうまく出来ていない環境が多く、実は聞いてみると子供は考えていないなんて事も多くあるので、どんな簡単な、単純な事でも子供の考えでやる機会を与えたいと思います!
今日も最初はゲームをしていたのですが、5年生の石塚 啓心くんと寺尾 元秀くんのチームと4年生の足立 龍晴くん、足立 拓海くんとコーチで最初はやっていました!ですが、今日は4年生が非常に勢いもあって、どんどんと得点を決めるので途中に於保 敦政くんも来たので、そのタイミングでコーチは抜けて5年生二人対4年生3人でさせていました。すると、今度は5年生の逆襲が始まったので、4年生がコーチに助けを求めてきましたが、お断りしました(笑) コーチに頼らずにがんばる4年生を見たかったし、何もしなければやるしかないのでがんばっていました(笑) これからも我慢して子供に出来るだけさせたいと思います!
スクールはいつものようにラダーのステップから開始しました!
加美スクールの面々はコーチの言った言葉をよく覚えているし、忘れている子もいるけどお互いに気づかせてくれるので、いろんな習得が早く準備に関しても、自分達でテキパキと動けるようになっています。本当はこうやって自分達の環境を全部自分達で整えたほうがうまくなると思うし、こういう習慣はものすごく大事だと思います!先週は最後の片付けでみんなが関わっているとは言えなかったし、それを注意していたのですが今週はそこを最初の準備から最後の片付けまでよく意識されていたと思います!
ラダーのほうはステップの速さにこだわるとどうしても、ラダーを踏んだりするミスは増えますが、チャレンジと失敗はどんどんやっていくべきだと思うし、二学期は特にそこにはこだわっていきたいと思います。反対に、チャレンジもせずに『普通にやっている状態』には注意をしたいと思います!
次はレベル6キャッチをしました!
ここでも練習の時間から自分達で考えてやれていたし、各自なりの目標がしっかりと定まってきているように思います。だから取り組む姿勢も全体的に良い雰囲気の中でやれているし、本番への取り組みも、うまくいかない時間帯もがんばれるようになってきました!これは全体が作り出す良い雰囲気ですが、やっぱり中でやっている選手一人一人の自覚が大きく成長してきたからだと思いますね!
本番もしっかりとがんばってくれた中、6年生の藤賀 翔大くん、寺尾 佳吾くん、松本 慶太くん、5年生の山口 賢士朗くんの4人が見事に全部クリアをしました!!6年生の池田 隆彦くんは残り一回の17回、4年生の於保 敦政くんは16回、5年生の石塚 啓心くん、4年生の山本 翔太くん、足立 龍晴くん、足立 拓海くんは15回とレベル6到達者もかなり増えました!!
次はリフティングをしました!最初はコーンをジグザグにかわしていき、最後は3分間のフリーの測定をしました!!
加美スクールではお互いに良い刺激を与え合うので、どんどんと技術も上がってきているし、リフティングで全部クリア出来ている選手も多く、苦手な足だけでやる課題にもどんどんと進んでいっています!そんな前向きな選手が周りにいると、自然と苦手な子までがんばろうってなるし全体的な意識がかなり良くなってきています。技術面の向上は各自の満足になっていくのですが、こうした前向きな空気という成果は指導者としてとても喜ばしい事です!!自主的に作り上げていくこの空間、この空気はずっと大事にしてほしいですね!
最後のフリーの測定は4年生の山本 翔太くんが32回→34回と着実に回数を増やしてきています!!このコツコツ1回、2回増えていく事こそが本当の力が上がっていく証拠だと思います。技術なんて急に上がるものではないですから、ちょっとした変化に目を向けられるようになってほしいと思います!
その後はドリブルのタイムトライアルをしました!!
一番良いコースを選び、そこへ速さと正確さの技術が伴ってくる事で良いドリブルが出来ます。それは試合でも同じ事が言えます!まずは相手やスペースなどの『運ぶ先が見える事』だし、見えたら今度は『そこへ正確に運ぶ技術』がいる訳ですから、この練習でいつもトップに来るメンバーはやっぱり試合でも同じように良い選手になっていくと思います!!今日は5年生の山口 賢士朗くんが14秒2というトップタイムで、一番遅かった子とは10秒以上も差が開いた事を考えても、非常に速かったと思います!
最後は1対1をやりました!!
ここでの1対1は相手にマークされている状態からやるのですが、ここまで9月の間はマークを振り切る練習をやってきたので、その応用となるものの、ちょっと勝手が変わるとアイデアもぶっ飛んでしまう余裕のなさが加美のメンバーの『内面の弱さ』と言える所だと思うし、今日は少し止めながら必要な事を伝えていきました!
このメニューでは
・ボールと相手を同時に観る(攻守共に)
・少ないタッチでゴールへ行けるのがベスト・・・その為には???
・相手の選び方(自分がうまくなれると思える相手)
という事で話をしました。よく聞いている子、うまくなろうと思っている子は、この『ヒント』で自分なりの答えを出してくるし、行動に出ます。ですが、弱い面々は何も聞いていないし、好きなように好きな事をやっています・・・。この違いこそが成長の速度になってくるし、みんなが揃う事はありませんが、自分はこういうヒントを提示しながらやっている子供に合ってても、間違ってても『それで良いと思う?』なんて事を絶えず聞きながら、子供達が判断するように導きたいと思います!!
勝手にうまくなる事はありません。やっぱり自分で考える力が必要です!!自分で考えて、どうしてサッカーをしたいのか?どうしてうまくなりたいのか?ずっとそんな事を考えていきましょう!!