あけぼの湯は、都営新宿線船堀駅南側の広場から幹線道路を二つ目の交差点、そこから東に入るバス通りを行くとすぐで、駅から10分かからないくらいです。通りから少し引っ込んだ位置にあるので、看板が出ていますが、看板にはたくさんの種類のお風呂が書かれています。
路地の奥にコインランドリーと並んで玄関があります。浴室は1、2階あって、サウナや酵素風呂などのある2階には脱衣場から行くようになっています。広い脱衣場から入ると浴室は一瞬狭いような気がしますが、実はそれは洗い場だけ、L字型に左奥に独立して浴槽がいくつもあり、さらにその奥に露天風呂まであります。2階もいれるとかなりの広さで、浴槽の種類も多彩です。露天風呂は天然温泉で黒湯が多い東京では珍しく無色の弱アルカリ温泉です。
あけぼの湯 江戸川区船堀3-12-11 15:30〜24:00(日祝は14:00〜) 木曜お休み 都営新宿線船堀駅から5分
江戸川区を流れる新川は、江戸時代に江戸川と中川を東西に結んで作られた人工の河川です。昔、新川は行徳方面から塩や野菜などを江戸に運んでいました。明治時代になって今の柏、流山付近で利根川と江戸川をつなぐ利根運河ができると、東京から銚子までの蒸気船なども通ったそうです。現在の新川は、釣りをする人、すいすい泳ぐ水鳥など、なんだかのんびりした川です。新川沿いは千本桜を植えようという事業が進んでいて、散歩やジョギング、釣りなど区民の憩いの場になっています。途中には新川さくら館という休憩施設もできています。
風呂からあがって、あけぼの湯の横の新川岸に通じる小道をたどると、桶の音、子供の声など銭湯らしい音が聞こえます。新川の岸は涼しい江風が吹き抜け、まさに風呂上がりの醍醐味を満喫することができます。