今日は朝から京都の嵯峨野小学校さんのほうへお邪魔をしました!
ここ2年間で定期的に通わせていただいている京都サンガが主催で行っている『サッカーつながり隊』の活動をリーダーとしてやっておられる池上さんの体育授業を見学させてもらいに来ました。池上さんの指導は自分が目指している理想の形でもあり、それは指導者だけではなく、保護者の方々も学ぶべき形なのです。
自分も来月から小学校の体育を任されている立場でもあるし、どのように行っていくか?を自分の頭の中でもう一度整理しておく必要があったので、今日は見学に来たという訳です。
何事もそうですが、自分で思った疑問や気付いた事は自分の頭、体、心を使って解決するべきなのです。人に、周りにグチグチ言うだけで自分自身は何の改善の努力もしていない人が多い中で、自分はそういう人間にはなりたくもないし、そんな事をして良くなるなら誰だってそうするって事です。自分がアクションをする以前に人のせいにしている人間性を自分はチームの中から排除したいと思っているし、それが自分がいる場所で一緒にやる為の責任だと思っています。
天気は雨の予報だと思っていたですが、小学校に着いてみると晴れ間も出るぐらいに天気が良くなっていました!!
自分はこの池上さんの体育をもう10回以上は見学させてもらっているのですが、1回も雨になった事がないので、今日もそんなパワーが伝わったのかもしれませんね!
今日は3時間目、4時間目の授業を3,4年生120名で行っていました!!ものすごい人数だったのですが、今回は初めて池上さんではなく、福中コーチが行っていました。池上さんは最初の挨拶だけをして、後はサポートに入りながら福中コーチのやり方を観て後で話し合う形を取られていたようです!でも、そのおかげと言ってはなんですが、今日の小学校は先生方は子供の対応に没頭し、せっかくのサンガの指導者に質問をするとか、そういう事をしていなかったのでサポートで余っておられた池上さんに自分はどんどん歩み寄り、疑問に感じた事や思った事など、また池上さんからの狙いのポイントなどをたくさん聞く事が出来ました!
せっかく聞ける機会があるならば、たくさん聞いておこうとどんどんと質問をしました。以前の自分は、遠慮もあったりしてあまり聞いたり出来なかったのですが、自分でアクションしなければ何も残らないという事を子供と一緒に学んでいる最中なので、自分も身を持って行動しよう、という事です。
誰だって、いつだって、『言い訳』は出来ます。やっているつもりという『自己満足』も出来ます。ですが、自己満足を簡単にしてしまう人は、それだけがんばって何かを乗り越えた経験がない、もしくは少ないからです。だから満足する基準が低く、簡単に『自分はやったつもり』と言えるのです。。。自己基準ほど、実は曖昧で不正確なものはありません。やっているつもりほど怖いものはありません。
今のファルコでも、自分だけやっているつもりになっている選手がチームの中では信頼を勝ち得ない選手であるという事は明らかな共通点なのです。自分で満足してやめてしまうから、基準が低いから周りは納得しないのに、その周りの評価に対しては不満や愚痴という形で残していくのです。それでは自分自身が良くなるはずがない事に気付けば良いのですが、そういった形にハマるとなかなかその世界から抜け出せないとは思います・・・。ただし、それは大人は難しいでしょうが、子供はまだまだ変わる余地はたくさんあるので、子供に対してはしっかりとアプローチしていこうと思います!
メニューは今までの見学の時に観てきたものと同じだったのですが、やっぱり池上さんと福中コーチと同じ事をやっても、全く違う現象が起きる事が自分でも分かったし、池上さんがどこに目を向けてやっておられるか?を自分の目線という事で教えてくださったのを聞くと、『なるほどなぁ〜。。。自分もそっちを観てしまうなぁ〜。。。』と福中コーチと同じ事になるであろう現象を説明してくださいました。
自分が観ていると、池上さんとは全く違う雰囲気になっている子供達を感じるものの、何がどう違ってそうなっているのか?を具体的に言えるまでは見つかっていなかったのですが、池上さんが『この時には私ならこうします』という話を聞いていると、『そういう事かぁ〜・・・』と分かる事だらけでした。
やっぱりメインでも自信を持ってやれる人がこうしてサポートに入ると、より細かい部分まで目が行き届くし、気付く範囲も広くなっている事に驚かされ、やっぱり『この人は神様だ』と思いましたね。
当然、真似をしても追いつくものではないし、出来ないとは思います。でも、それは自分という個性も関係していると思うので、自分だけの個性を持ちつつ、大事な部分は真似をしていくような形でやっていけたらと思います!
だいぶ観るべきポイントも分かってきたし、こうすればこんな変化が起きそうだという事も分かってきました!
このサンガつながり隊のコーチの方々は、やっぱり現場の子供の様子を観て瞬時にメニューを変えるとか、流れを組み立てるそうです!あらかじめではなく、その場でその子供達の空気、雰囲気に応じて足りないものを考える設定を与えたり、挑戦したりさせるそうです。自分も、最近はスクールでそういった事をやろうとしています。でも、まだ流れを瞬時に組み立てるのはうまくないし、こういう違う場所で観て、狙いを聞いて参考にしているとまた浮かんでくるようになります。
サンガだからすごい、ではなく池上さんという人がすごく、その人間性はやっぱり周りに大きな影響を与える。自分もその一人だし、勉強したいという事で京都まで見に行きたいと思わせる事がすでにすごいと思うし、見た後に『来て良かった』と思うのですから、やっぱりすごい!!
自分自身で現場に足を運んで、観て、聞いて、感じて、学ぶしか上達の方法はありません。正解を聞くのではなく、考え方を聞く。その事を自分なりに落とし込んで指導に変えていく。それしかないのです!日によって子供のテンションは変化するし、考えている事も変わっていくのですから、それだけの対応力も必要になってきます。人の文句を言う前に、自分が勉強をする、自分が努力をするという事はずっとやり続けていきたいと思っています。停滞する人間は、やっぱり文句、不満、比較、人のせい、環境のせい、自分を守るという事をします。自分だってそうやってきたからこそ分かる。成長しない時期というのはそういうものが自分の中にあるからなのです!
自分が成長をする為に、学びに出る事がファルコの為にも繋がっていく。
子供の為に、ではなく自分の為に!自分がなりたい指導者になる為の努力をするだけ。
自分の為の努力だと思えば時間も、労力も惜しくはない。そう思えたら努力する事も楽しくなる。やらされる努力なんてごめんです!自分は自分の為にがんばりたいと思います!