各種沖縄問題についての個人的な雑感

正しいか正しくないか分かりませんし、

ただ、なんとなく「そうなんかも」っていう“風”を

現地に行ってみて感じたので、その雑感を

徒然なるままに記しておきたいと思います。

・・・今本土で、沖縄の基地問題を始め、尖閣諸島問題、

竹富町の歴史教科書問題などなど、

知る人ぞ知る(知らない人ぞ知らない・笑)話題が

かなり沸騰中です。

で、そんな各種問題をさらっとお勉強した後に、

今年の5月と10月、その問題の震源地(?)であります

沖縄・八重山に行った訳ですが、

そんな過激な争いや議論されている人は一人も見ず・・・

(※過激にやっているのは本土から来た人間なんだそうです)

みなさん「ケセラセラ〜」って南国の陽気で日々を過ごされています。

どうやら、喧々諤々血眼になって議論しているのは、

東京の永田町界隈や政治家や

ごくごく一部の本土の活動家のみのような感じ、

問題を誇張したり、激しくやりあって対立を

深めさせている・物事をややこしくさせているのは

本土の人間のようです。

(歴史上直近では、第二次世界大戦中の「本土決戦」が好例で、

本土の政治家や軍人の罪・とばっちりをモロに受けてしまいました)

で、「ぶっちゃけ☆トーク」で

現地の方々に、

「ぶっちゃけ、尖閣諸島の問題など、どうなんですかぁ!?」って

聞きますと・・・みなさん総じて、

「そんなに荒波立てなくっていいのにねぇ〜」ってなもんで、

やっぱり、「ケセラセラ〜」って感じです。

その言動に、思わずチョット拍子抜け!?(笑)

さりとて、八重山のみなさんは、もちろんほぼ全員が

某国の領土になって欲しいとは思ってない訳です。

今の「香港」の事例を見ていれば、一目瞭然でしょう。

(最近、香港の若者の運動が一切テレビでやらなくなったのが、

とっても気になっています。あれからどうなったのでしょうか?

某国が日本などのマスコミが放送しないように、

何らかの圧力をかけたのでしょうか。

一見沈静化したとしても、内部は虎視眈々と民主主義の崩壊は

進められてしまっているような、そんな恐ろしい予感がします)

・・・とにかく沖縄・八重山地方は、

「チャンプルー文化」です。

自分たちの文化(価値観・民族)と他の文化を

『チャンプルー(=混ぜこぜに)』するんです。

そうやって、この地球上で生き残って来られたのです。

『ゴーヤチャンプルー』という食べ物がありますが、

ゴーヤやお肉、玉子等の具材や調味料が混ざり合わさって

美味しい一つの料理が完成します。

しかも、混ぜるものはいつも違って来ます。

一つの具材は自分たち、他の具材が他の民族や

価値観・文化に例えられます。

こうやって、異質な文化や民族を混ぜこぜにし、

一つの料理(大きな文化・コミュニティ“和”)として

築いてきたのが沖縄文化なんだと思います。

だから、

「この具材はナンセンス・嫌いだから、チャンプルーしない!」なんて

個人的には好みとかはあったとしても、

全体としては、よほどのものでない限り、あり得ないのです。

沖縄の人たち程、「平和」というものの大切さを

身にしみて感じている人たちは

この日本においていないと思います。

沖縄は日本で唯一、第二次世界大戦中、本土決戦があった場所であります。

たった70年前、島民の4分の1(15万人)が死んだと言われています。

それ以前も、中国や朝鮮、そして薩摩藩など、

強敵がずっと周りに存在する中で、

生き抜いて来られたのが琉球王朝(民族)です。

長い歴史の中で、琉球民族が生き残っているその理由の一つが

この「チャンプルー文化」なんだと思います。

この“チャンプルー的思考”は『敵』というものを作りません。

みんな味方に取り込む・・・

といいますか、小さなコミュニティ(価値観)を何個も取り入れて、

一つの大きなコミュニティとして構築し直し、

全く新しい『琉球コミュニティ』を創生してゆくのです。

そんな「大和(だいわ)」の能力が、

我ら大和(やまと)民族よりも長けているように思われます。

あと、琉球民族の三線(さんしん)の音色を聴いておりますと、

楽しい愛に満ちた曲も、悲しみに暮れる寂しい曲も全部

同じ曲のように、軽やかに爽やかに聞こえます。

島言葉が分からないから余計そう思うのですが(笑)、

楽しいことも悲しいことも、辛いことも、幸せなことも全部

『風』が運んで来てくれて、そして『風』がいつかそれを吹き飛ばしてくれる・・・

そんな感じがするのです。

自分たちの命もそうやって、『風』が運んで来てくれて、

時期が来れば、『風』の乗って去って逝く・・・

そのように自然と共にに生きておられる感じがします。

(琉球民族は「風に流す」。

そして我ら大和民族は「水に流す」という概念がぴったりです)

つまり、喜怒哀楽全てをありのままに受け、そして流す。

そんなこだわらない・超自然的な生き方を出来るのが

琉球民族の強さやしなやかさ(強靭さ)の秘密なんだと感じました。

だから、本土の人間や某国が少々何をしようが

「そんなに荒波立てなくっていいのにねぇ〜」ってなもんで、

「ケセラセラ〜」っていられるんだと思います。

しかしながら、ここからは更なる推測ですが、

沖縄の方々は、いよいよ本気で怒らせることが外部にあれば、

凛とした言動と長年培って来た叡智で持って一斉に立ち上がられ、

時代の変革を行うという強さ(底力)もあるような気が

何となくしています。

今は長年培われて来た、広〜い器の範囲内で

「周りの連中(利益誘導団体・組織)がちょこちょこやっている状態」

なのかも知れませんね。

で、具体的な島民インタビュー(?)を試みますと・・・

「そりゃー、某国の尖閣へのアプローチは困るけど、

某国や台湾からも、たくさん観光客が来てくれているからね〜。

とにかく僕らも地元政治家も、荒波を立てずに、

何とかやって行きたいなって思う。

なんやかんや行っても、この八重山は観光で成り立っている島なんだし」

ということです。

何ともまー、リアルな本音です(笑)。

で、面白い話しを聞きました。

今、尖閣などの八重山諸島の海を守っているのは、

「海上自衛隊」じゃなくって、

「海上保安庁」(http://www.kaiho.mlit.go.jp/)なんだそうです☆

ワタシ、この2つの組織の違いを、実は知らなかったんですが(恥)、

業務範囲は若干かぶっていますが、

自衛隊はあくまで国家を守るための「軍隊」であり、

海上保安庁は海の安全を守る「海の警察・パトロールする組織」なんだそうです。

(石垣島の港に、海上保安庁の船などが何隻か確認出来ました)

もしも今、尖閣などを守っているのが、自衛隊だと、

中国も「カチン!」と来て、自分たちの軍隊を派遣する可能性が

一気に上るとお話しされておりました。

今は、海上保安庁なんで、相手も漁船とか一見軍隊ではない人たちを

よこしているようです。

ほんと、正に『せめぎ合い』(一触即発の危機)の状態で、

どちらかが何か火をつける言動をすると

一気に戦闘モードになるようです。。。

こんな感じで、日頃考えない、国家レベルの「防衛」について

現地に行って、実際の「ありのまま」を見聞きして、

あれこれ考察するのは、とってもいい勉強になります。

そして、テレビで日々映しだされている

永田町で政治家があれこれ議論していることは

実は全て私たち国民の安心安全で幸福な生活に

直結していることなんだと、改めて実感した次第です。

ほんと、いくら議会制民主主義だとは言え、

何でもかんでも人まかせの言いなり&うのみは

絶対に良くないなと改めて感じた次第ですし、

そもそも、自分が現地に行って、現地の方々にインタビューしないと

『現地の方々の総論(現状)』を確認しないと

正しい情報が手に入って来ないというこの現実。。。

ほんと、マスコミって、一体何をしているのでしょうか。

過激な記事に書き立てて、販売部数を増やそうとしているのか、

『誰かの意図』で少数意見を大きく書き立てて、

そっちに賛同を向けようとしているのか・・・正直、

マスコミに対しての不信感が更に深まりました。

マスコミに限らずレベルの低い人間は

自分のことを正当化し、対立する他者のことを

卑下する傾向にあります。

だから自分たちにとって不利益な情報を隠そうとするし、

対立する他者のあることないことをまくし立て、

相手落とし入れよう・自分のところに少しでも

利益を持って来ようとします。

大した中身(実力)もないクセに、合コンの時に

背伸びどころか全身肉離れ起こしそうな勢いで、

自分を良く見せまくるレベルの低いオトコのような感じです(笑)。

男と生き物は、本来真正面から正々堂々と勝負すべきで、

負ける時は、相手が女子供であろうと素直に負けを認めるべきです。

ごまかしたり、逃げるのはオトコとして最悪で、

オトコであって男でない。女々しい。女以下です。

本来の性分(男ととして生を受けた使命役割)を

全うしていないことになり、天に対しての冒涜(=罪)であります。

そんなこと、分かる人間には分かるのです。

ほんと、世界・国家レベルでも、

日々の日常生活においても、規模は違っても

同じ諸問題が起こり続けております。

そんな武士道的な筋が一本通った

志のある若きニッポン男子が今、

この時代に求められているのではないでしょうか。

中高年の方にはそんな武士道精神を中心軸に持つ方は多いのですが、

残念なことに『若さ』という無限大のエネルギーに乏しい。

それに年齢を重ねたことによる「しがらみ(制約)」も多くあり、

若者のように自由な動きが出来ません。

だから時代の創生・革新まで行かないのです。。。無念です。

今、“坂本竜馬”の再来を強烈に待ちわびています。

時代が、平成の坂本竜馬を求めています。

『世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る(坂本竜馬)』

そんな肚をくくった、時代の異端児が今求められています。

今は、中途半端な『なんちゃって☆坂本竜馬』ばかりで、

大変歯がゆいです。

みんな中途半端で煩悩の中におり、『つっき抜けた人材』がおりません。

中途半端な者同士が、「オレこそ正しい」ともめにもめまくり、

対立・争いばかり起こして、バラバラになり、

一向に全体(社会全体)が良くなって行かず、不和の状態・・・

時代・国家は余計に混迷を深めて行っております。

ほんと一体、誰のために・何のために

政治とか経営とか・・・各種活動をしているのでしょうか?

生きている意義や価値はあるのでしょうか?

正直、疑問です。

今の日本はそんな感じで対立・分裂・破壊を繰り返している

『終末期』であります。

早く一つ(大和)になって革命を起こさないと、日本は沈没です。

(っていうか、既に日本は破綻している。数字でごまかしているだけです。

どうしてみんな、現実を見ずに、そんな見せかけの数字に騙され、

安心してしまっているのでしょうか、信じられません。

物事、浅く表面的に見過ぎです)

その終末が来ているという確信が観え、

とにかく歯がゆいという気持ちが強いです。

ほんと、筋のない・・・背骨すらない

魂が西へ東へ風(煩悩)の吹くままに

あっちこっち浮遊している

無脊椎動物な(背骨の無い)オトコ(人間)が多く、

この日本の行く末に少々憂えを感じておりますが、

最近は一部の女性や、子供たちが結構筋がいいので、

そこに明日のニッポンの希望を見出しています。

恐らく、この時代の終末期や創生期には

今まで『弱者』として虐げられていた女性や子供たちが

時代のパワーバランスが逆転して『強者』と成り、

時代を腱引きするような気が何となくしております。

もしかしましたら、その時代の流れがあり、

私は女としてこの世に生まれ出たのかも知れません。

とにかく時代は今、平和期・安定期ではないので

「中途半端な分子」を求めていません。

いい意味でもわるい意味でも「つっき抜けた異端」を求めています。

そんな気がします。

今回、「八重山の風」を感じながら、

以上のようなことを思いました。