江東区大島の春の湯、中川の上にある東大島駅とDuck

東大島駅は地下鉄だけど中川の上にある高架駅です。北側の新大橋通りに出て、西へ、歩道橋の手前を斜めに入り、東大島神社の北あたりに煙突が見えるのが春の湯です。前は平成12年に移転した第三大島小学校跡にできた旧三大小記念公園。
江東区の大島付近はビルの銭湯がなく、伝統和風の銭湯が多いのですが、その中でも春の湯はあまり改装されていない昔ながらの立派な和風建築です。立派な懸魚の唐破風の上に千鳥破風が重なります。玄関両脇の鮮やかなタイルの模様も目を引きます。
内部は極端にレトロではなく、浴室も富士山のペンキ絵はなくて、浴槽の背景は青いペンキ一色、その下と男女境は、羊歯など植物の絵が控えめに描かれた清潔なタイルです。
春の湯 江東区大島7-25-14 15:20〜23:00 月曜お休み 都営新宿線東大島から7分

小松川閘門の近くを歩いていると、中川に変な観光船が現れて、くるくると旋回して、なんと陸上に揚がっていきました。ボストンの観光名物だったDuck-tourを日本でもやり始めたんです。
陸上はタイヤで、水上はプカプカ浮いて、スクリューで走るというかなりユーモラスな乗り物です。ボストンで聞いた説明ではDuckは上陸用舟艇のコードネームDUKWが起源ということで、実際ボストンのは上陸用舟艇改造でしたが、東京のは自動車から改造したらしいです。東大島駅近くの中川船番所に上陸するスロープがあります。春の湯から新大橋通りに出て歩いていると、陸上を行くDuckにも出会いましたが、一瞬祇園祭の船鉾を連想しました。