昨日の夜は1年生の練習とファルコ体験練習会の予定でしたが、生憎の天気だったので練習会は中止となりました。ですが、体育館での練習に参加をしてくれた小学生が二人いたので一緒に参加をしてもらう事となりました!
その一人は新美コーチの繋がりでもあったし、参加をしてもらった事もあって今回の練習会は新美コーチに任せる形として、自分はサポート、見学という形をとらせてもらいました。
任せると言った以上は余計な口出しはもちろんしないようにしていたし、割り切って自分の勉強という形にさせてもらいました。練習前にはメニューももらったのですが、自分が考えていたものとほとんど同じだったし、後はどのようにやるか?という事だけだったので、そこも楽しみに、こうした時間は子供も指導者も両方観れるので良い勉強になります。自分が成長していくのに終わりはないから、今後もずっと活用したいと思っている時間です!
体験に来てくれたのは西脇ジュニアさんから一人と、エリート塾でも昨年一緒にやっていた三好くんの二人でした。さすがに緊張した面持ちで参加をしていたし、それは当然の事だと思う。そういう状況を理解した上で、1年生がどんな心配り、気配りの行動が出来るか?をずっと観察していました。
ですが、正直他人に構えるような余裕がまだない1年生は『一緒に楽しむ』ではなく『教える』事に気が行き過ぎて、かえって緊張させていたように思う。確かに学年が上で、メニューを教える必要はあるけど、『学ばせる力』を持つのがファルコの目指す所。コーチも選手に対して『教える』事をしないようにしているし、同じように自分達もしてはいけないのです。それをやってしまうと、『考えないで出来る』という一番良くない結果が起きてしまうので、そうではなく『自分で獲得させるように』する事がみんなのやるべき事であり、今回の経験を踏まえて改善出来るといいですね!
ただ、こんな実践経験がきっと次の自分達に役立つんです!!
自分のイメージでは、自分の立場と置き換えて年上とやる緊張感がある際には、どういう言葉掛けをその先輩にしてほしいと思うか?どんな環境なら自分からやろうと思えるか?を考えてほしかった。でも、今回の現場は、教える事に一生懸命になり自分達の技術すら改善出来ていない状況だった事で、正直言葉の説得力もないし伝わっていなかった。そんな事をまだ感じれるだけの『感性・人間力』がない事が今回でよく分かった。これは、こういう場がないと気付かない事でもあったし、客観的な立場から観れた事で分かった事なので、ありがたい事ではある。今後の自分が促していく、引き出していくべき事だと分かったのでがんばろうと思う!!
メニューは最初のアイスブレイクから通常メニューへの移行となったのですが、ここの切り替えの部分がやっぱりデリケートで難しいと感じていたし、実際に子供の頭も切り替える事にうまく対応出来ていなかったという感じでした。
こういう年下との関わりがあまり経験がなかった事が一番だと思ったし、これからやっていく価値があると思えた。子供に足りないものはこうやって子供が自分達で教えてくれるもの!それを観て『やっていない』と思うのではなく、『自分達が付けさせるべき課題』と思えばそれで良いと思っている。ましてや一生懸命にやろうとしてくれた1年生には何か問題があった訳ではない。
ゲームを通してもあまり小学生と関われなかったみんなとの距離はあるままだったし、当然そのゲームも緊張している感じが伝わってきた。何も緊張をほぐすのが全てではないけど、こういった体験練習会みたいな形は、ゲストがどれだけ前向きに、いつもの自分を出せているかどうか?が評価になってくると思う。自分達ががんばれた、ではなくゲストを引き出せた事が大きな価値になってくる事を分かってくれるといいですね!
現場には、メニューを考えたりしている時には絶対に分からない現場だけのものが出てくる。それは予測出来ない事でもある。そんな事に対してどれだけの対応が出来るのか?が指導力というものだと感じる。
サッカーでも同じ。最初からやってくる事が全て分かっているなんて事はありえないし、分からない中での対応力が良い選手かどうか?の差だと思う。指導者も選手も同じ。『良い』が付く人は考える力や生み出す力が長けているという事だと思う。
そんな事を毎日痛感しながら今、日々成長している事をありがたく思う。自分一人では気付かない事を多くの人が気付かせてくれる。いつも自分にとって好都合な方法で気付かせてもらえるとは限らない。時には厳しい形で教えてもらう事もある。でも、結局は自分自身が良くなりたいと思うかどうか?の気持ちと受け取り方で決まるという事。
良い勉強になった事に感謝をして、また自分の指導に活かしていきたいと思います!