今日は朝からまた八千代南小学校さんでの体育授業がありました!
ちょっと予定が変更になった部分があって、今日は3時間の予定が4時間になりました。今日は1時間目が3年生、2時間目が1年生、3時間目が6年生、4時間目が5年生という事で最高の天気の中、また元気いっぱいにがんばりました!!
まずは3年生の授業からのスタートとなりましたが、もう3回目になってきたのもあって、みんなコーチとの約束をしっかりと思い出しながらやろうとしてくれます。自分が笛を吹いて集めた時はコーチの見える位置に来る、話をやめる、コーチを観るという条件を言っているのですが、3回目になってくると出来ていない子に対しても注意をしてくれるようになるし、やっぱり子供が子供に注意するほうが聞くものですし、そうあるべきなのです。大人目線で注意をしても、子供は理屈や意味を分かりませんが、子供に言われると分かるものなのです。こういう子供の世界を作り上げるお手伝いをしたいと思っています!
自分はこの体育で学ばせてもらっている事が本当にたくさんあるのですが、やっぱり『語りかけ、話し掛け、質問の仕方』などが本当に大切だと教えられます。また自分に余裕がない状態でやろうとしてもうまくはいかない事。余裕があってもうまくはいかない事は絶対にあるけど、余裕がある状態だとそのうまくいかない事も、冷静に対応出来るし、その日に結果が残らなくても必ず次に繋がるという事も分かるようになりました。
全ては子供を通して自分に戻ってくるものですから、そう考えて指導をしていると子供が笑顔になった分だけ自分の指導が成功したと思えるという事ですね!ですから、当然失敗も山ほどします。ただ、失敗が『感情的な失敗』でなければ大丈夫なんだと思えるようにもなりました!!まだまだ現場をたくさんさせてもらいながら成長していきたいと思います!
本当に良い天気だったし、これだけ様々な学年の子供達と一緒にやれると本当に楽しいです!!
子供も自分という存在を理解してくれているので、コーチを喜ばせようとかではなく、自分が楽しむ方法を考えようとしてくれます。具体的に動くという事も自分の中のテーマにあるのですが、子供はすごく素直にそれをやろうとするから獲得するものが多く、早いものです。そんな部分は大人になっていくと忘れがちになっている自分が教えられるものとして、ずっとこういう場に新鮮な気持ちをもらいながら成長していきたいと思います!
今日もメニューの目的は、『自分できめる・自分で考える・人と繋がる・繋がると楽しい』という事でした。遊びのようなメニューが多い中でも、自分達で決着をつけるとか、勝てる方法を考えるとか、相手を見つけるとか、困った子を助けるとか、様々な経験を通して『周りを観る』事がちょっとずつ増えてきていると思います!
コーチの体育は『早ければ良い・一番が良い』というものはありません。
ただし『目的に向けて努力をする』事は大事だと伝えています!だから、例えゆっくりだとしても目的に向けてやっているのであれば否定もしないし、誉めていきます。二人組でパスを交換し、同性なら1点。異性となら10点で一人100点集めましょう!なんて事をよくやりますが、先生方はどうしても速くさせたいから組む事さえ促してしまいます・・・。そうやって大人が先に子供の世界に入るのが『不自然』だという事です。それをしてしまう事の延長が『何も考えない子供』になってしまうので、そうではなく同性と1点でも楽しんでやっている事やそれを100回するという選択をしている子供を否定しない事が大事です。1点でも、2点でも、それは100点へ確実に近づいているという見方をしなければいけません。効率が良い事が必ず良い事ではないのです。もっと大事なのは、どんな表情でやっているか?なんです。その意味と価値を大人がもっと理解すべきだと思います!
4時間も一緒にいて、子供を観ているとよく見えるものです。人間関係や、考えている事。それを観察しているとやっぱり大人も子供も基本的には同じなんだなぁ〜って思うし、大人が勝手に自分達を特別扱いしているような所ってあるように感じます。
もちろん指導をする側なので、そう思う気持ちも分からなくはないですが、やっぱり子供と一緒に学ぶほうが楽しいとお互いにとって有意義なように思います。大人になっても、社会で働きながらあれやこれやと言われて、その事だけをやるような仕事は楽しくはありません。それと同じで大人が主体になって何もかも子供に押し付けるようなやり方は無理があるし、反発をされるという事です。自分が数日やっていて感じるのは、『優しさの勘違い』というものもあります。がんばらなくてはいけない、がんばれるのに、寄り添ってしまう事で『優しさ』ではなく『弱くしている』事を分かっていない。本来、優しさって難しいものなのです。先に与えるものではなく、相手が欲しいと望んできた時に与えられるものが良いと思います。自分で言わずに、友達が『あの子が困っています』なんて報告してくる事が多々あります。もちろんその子を否定する事もしません。でも、困っている子が自分で困っている事を言わないと状況なんて動きません。いつも必ず助けてくれる子が隣にいるとは限りません。助け合うとか、支え合うという言葉を勘違いして『自分の責任放棄』が先に入ると絶対におかしくなるという事です。
自分の事が出来ている上で助け合えるという形にしたいし、そうしないと本当の助け合いは出来ないと思います。甘えてしまう環境を作らずに、自立する環境を作る。これは理解をする大人側の考え方次第で変わってしまうだけに、今後も先生方との対話も大事にしなければ、と思います!
この小学校体育も回数を重ねられるようになってきたからこそ、『自分に何を望んでいるのか?子供の守りをしてほしいのか?』という目的だけきちんとおさえられるようにしていきたいと思います。
良い勉強をさせてもらえる事に心から感謝をしています!