今日はナイター練習がありました!

新人戦のほうも一次リーグが終了し、グループ3位で終えたうちは二次リーグへの進出を決める事が出来ました。そんな事もあって、当然二次リーグの厳しい試合で良いゲームをするには今のままではなかなか難しいし、全体の底上げをしていかないといけません。とは言っても指導者の欲だけを押し付けるという方法は良くないし、ファルコのサッカーを観て、そのメンバーに応じた戦術みたいなものを提供していきたいと思っています。この2年生の学年は3年生にないものを持っているし、当然それは1年生にも言えるのです。その学年のカラーに応じたものをうまくチームに取り入れられたらみんなが前向きにがんばれると思うので、そこへの挑戦をしていきたいと思っています。

そんな事もあって、今やりたいと思っている事は『3人目の動き』を多用したサッカーです。この学年は本当に守備の選手でもどんどん攻撃をしたいという気持ちを持ってくれているし、その良さを活かしたい。前の選手の能力に加えて後ろからの厚みのある攻撃サッカーが出来たらもっとみんなで得点チャンスを生み出せると思うのでがんばりたいと思います!

今、キーパーのほうは新美コーチに担当してもらっているだけに、フィールドのほうは自分が責任を持って改善、改良していきたいと思っています。

3人目の動きは当然二人以上の絡みや感覚、思いが合わないと出来ないものですから、その感覚を高めていけるように一緒にがんばりたいと思います!

メニューはいつものメニューに少し加えて3人目の動きがより出やすい状況を用意するようにして、今から取り組んでその成果が二次リーグという場でも、一つでも通用するとうれしいなと思います!

まずはパス&コントロールでしたが、だいぶこの時期に来て変化が出てきました!グループの分かれ方が、1年生もちょっとずつチャレンジしようとする意欲が見えてきたのです。前向きに改善しようと思っている選手と、今のまま停滞している選手が1年生の中でも差になってきています。このままで良いと思っていなくても環境を自分で『失敗を許してもらえるメンバー』にしているから何も進歩がありません。

今日はそこを指摘しましたが、変化していくかどうか?は今後だと思うので見守りたいと思います!

次はメインになる3対3にフリーマンとサーバーを付けたものをやりました。

ここで、3人目の動きを意識させていきたいと思っています。最初はなかなか3人目の動き自体が分かっていない子もいるだろうけど、頭や言葉を覚えるよりも感覚や体で覚えるほうがサッカーには得策なのです。体で覚えた後で、『これが3人目の動きって言うものか』と意味を分かれば良いと思います。

体の向きやパスの強さ、提示、攻守の原則を最低限のテーマとして置きながら、それ以上に『関わりの速さ』を自分は見ていて、その速さが速い選手ほど『3人目、4人目』という動きになっていくのです。プロや一流はそういう動きがあるからこそ、ゴール前でフリーになったりするのです。守備が悪いという事よりも、攻撃の選手がそういう感覚で動いているからこそ、なんです。そういうのが分かってまたプロの試合などを見ると、段々みんなの目が『ボールを持った選手以外』にいくようになるはずです!そうなると、サッカーの面白さがさらに分かると思いますよ!

その後はフリーの4対4とセンタリングを入れるゲームを分かれてやりました。フリーのゲームは1年生がメインとなっていますが、そちらでは攻守の原則、体の向き、パスの強さや提示などがずっとテーマとなっています。だいぶ周りからの声も入ってくるようにはなっていますが、やっぱり最初のパス&コントロールで甘えたグループを作ったメンバーはこのゲームでもとことん甘えています。自分のミスにも人のせいにしたり、取り返しにいかなかったり、やっぱり一番大事なものが欠けてしまうとサッカーにならないって事がよく分かりました。

サッカーは技術ばかりに目が行きがちですが、そうではなく11人という選手同士の繋がりがある事がいかに大事か?って事です。自分勝手な考えではサッカーは通用しないって事ですね。

100m×60m(最低限の広さ)を一人で出来るはずがありません。だからこそ、協力出来る人数が多ければ多いほど、強さを発揮するのは当たり前。その為に、たくさんの関係性を磨いていく、作っていく事がやっぱり大事です!

技術を越える繋がりの力…『人間力』が成長やサッカーそのものだと思います。3年間で本当に成長を続ける子はやっぱり人間性が高い。自分で考え、自分で行動し、自分で責任を取れる人間。みんながそうなった時に、コーチがすべき役割はそれ以上の事を教えられる知識の勉強、アドバイス、質問への対応という事になっていくのです。今はまだこちらが与えるような形が多かったり、それを待っている子が多すぎる。。。

何度も言うけど、魅力あるチームとは一人一人が作り出すものであって、そのチームの中にたまたま自分がいるような考えでは到底出来ません。自分が主役になる、チームを動かしている自覚を持たない限りは本当の意味で前には進みません。もっともっと自分に、仲間に厳しく!悔しい思いは練習でやろう!!試合は楽しもう!!その為にがんばる時を必ず作る事。チャレンジする機会を作る事。甘えた時間は誰の、何の為にもならない。

本気で活動に集中出来る期間なんて長いようで短いもの。もっともっと一日を、一回の練習を大切にしていこう!