女性割り当て100カ国制度化

先進国で国会議員の女性比率が高いのは
北欧など欧州諸国だ
北欧では1970年代末から男女格差を是正するため
政党が女性候補者の比率を定める「クオータ(割当)制」を導入
制度は今では約100カ国が取り入れ
日本政府も男女参画社会基本法に基づき
将来の取り組み事例として明記している

女性の政治参加が低水準のままでは、賃金格差や貧困、性被害など
女性が直面する課題への取り組みの遅れにつながる
世界経済フォーラムが毎年公表している
政治、経済、教育などの分野の男女格差を示す
「ジェンダーギャップ指数」は今年142カ国のうち104位
内閣府も「政治分野や女性管理職の割合の低さなどが順位に反映されている」
と分析する

「女性活躍」を掲げた安倍政権の政策を検証してきた
皆川満寿美・東京大社会科学研究所特任研究員は
「女性の問題は今までは票にならないので政治家も気にしなかった
働き掛ける側も、もっと「ジェンダー平等票」をアピールする必要がある」と指摘する

<マンリョウの実がなりました>