今日は中区スクールがありました!

夕方以降は寒さが出てくる時期ではありますが、今日はまだ穏やかな気温だったと思います!そういう時の室内は動くと暑いし選手は汗いっぱいかいてがんばってくれました。ただ、汗をかけばそれで良いのではなく大切な事は何なのか?を今日は少し一緒に考えてやっていくようにしました!

ステップからスタートしていくのですが、自分もこの年齢になって思うのが体の使い方、動かし方一つで変わるという事です。ファルコでいつもスポンサーのベゼルさんに指導を受けている事もあって、自分が知らない部分の体の動かし方によって本当に可動域が増えたと実感出来るし、今までの自分の感覚って『筋肉が付いた』とか『体が柔らかくなった』という事ぐらいしかなかったのですが、最近は『体の動かし方が分かるようになってきた』という感覚を持てるようになっているのです。自分の思ったように体が動くと、当然それだけ理想のプレーみたいなものが増えてくると思うし、この経験を自分の体で学び、選手に伝えていけると思います!

今日は先週から取り組んでいる新しいステップも入れていきましたが、ここでも見ていると『意味は分かっているけど、体が動かない』という状態がたくさん見えました。そして自分も実際に出来るかどうか?をやってみると自分は出来ました。大人だから、コーチだから、ではなく自分が頭で描いた通りに体が動く事が現役にもこだわっている自分にとっては『良い選手の条件』であると思います。ベゼルさんからもそれを言われたのですが、自分が思う通りに体を動かせるのが良い選手!ですから、まずは自分の理想というものが必要で、その上でその理想に近づけていく為の努力が必要なのです。

これは年代関係なく、自分が今思っている良い選手の形に、自分の努力で近づけていく事が『練習をやっていく意味と価値』のような気がします。ここが『練習をこなしている子』と『練習に取り組んでいる子』との差だと思います!

ステップの次はレベル9キャッチに挑戦してもらいました!まだ中区スクールではレベル6までを確実にクリア出来るという選手はいません。でも、まだ上があるんだよって提示をしていく事が刺激になる事もあると思うので目指してがんばってほしいと思います!

そのレベル9キャッチへの取り組みも、成長している子は練習から取り組む姿勢が良くなっているし、それが成長している証拠とも言えます。成長が遅い子に共通しているのは、『自分の事を理解していない』のです。自分がどうなっているのか?何がうまくいっていないのか?原因は何なのか?が分からない、もしくは考えようとしない子です。そういう子は常に『自分基準の考え方』をしてしまうから成長しないという訳です。成長した気になった時もたまたま結果だけが成功したような場だけであり、本質的に変化したのではありません。そこを間違っている保護者、大人の方が多いのも現状ですし、結果だけを観て判断せずにやっぱり『どのように成功させたのか?』という本質も伴った成功経験をさせる、与える、その為に『見守る我慢』が大切だと思います!

今日は6年生の吉田 悠成くんと5年生の松井 駿くんがレベル6クリアまでラスト一回の17回までがんばりました!誰かがレベル6を越えればまた全体の雰囲気も変わると思うのできっかけの一人が出てくるのを楽しみにしています!

次はリフティングをしました!!

コーンをジグザグしていくのですが、ここでも自分がずっと言ってる言葉は、

『失敗した理由を見つけよう!!』です。

何度も何度も挑戦している姿・・・それを『美学』のように受け取る保護者の方々をよく見かけるのですが、そうではなく『何につまづいているのか?どうすれば良くなると思っているのか?』を分かってやっているかどうか?です。回数をやればうまくいく、うまくなるのであれば練習日数が多いチームが優勝するって事ですよね?そうではない現実を考えても回数ではないという事です。塾に行けばみんなが賢くなる訳ではないのと同じで、取り組む本人が『どうしてうまく出来ないのか?』を自覚出来ない限り前へは進みません。このリフティングはその事をそのまま教えてくれるものです!きちんと理解してやらないとなかなか前へは進まないのです。反対に言えば、クリアにまぐれはありませんので、クリア出来ている子はそれだけ理屈が出来ているという事です。それを確かなものとして自分で分かるようになればきっと良くなるでしょうね!!

最後はフリーの測定をがんばってもらいました。ここでも同じで、目的を持ってやれている子と、ただただボールを蹴っている子の差は見れば一目瞭然ですね。。。

ただ、自分が指導者として大事にしたいのは『そんな指導者目線に子供をあてはめる』のではないので、思いはあるけど強制はしません。例え、自分の意見や考えのほうが合っているとしても、です。

大事なのは、子供が自ら獲得する経験です。分かっているような事でも、与えられて気付くのと、本人で分かるのとでは大違いです。自分の今後に大きな影響をしてくるのです!だから教える事を辞め、気付かせる事に自分は言葉を使うようになってきました。

最後のゲームでも、全員が楽しんではいません。楽しめない理由も100%分かっています。自分が『相手に、周りに期待をするのが最優先されているから』です。こうしてほしい、という期待が自分のやるべき事よりも先に来ると、どうしても『不平・不満』という形で出てきます。それをどうやって気付かせていこうか?という事を自分は見つける事が出来たので、今後が楽しみです♪変われない子供なんていないし、分かれば誰だって楽しくなります!その事に向けてがんばっていこうと思います!!