日 時 平成26年11月28日(金)
場 所 鳴尾公民館
主 催 鳴尾公民館活動推進員会
来年の大河ドラマ「花燃ゆ」の最終レクチャーがありました。
徳川幕府による第一次長州征討が迫る中、長州藩では幕府への
恭順やむなしとする保守派が台頭しますが、高杉晋作(写真:銅像)に
よるクーデターにより、正義派が藩政権の中枢に復帰します。
そして1866年には坂本龍馬の仲介で薩長同盟が成立します。
またこの年には第二次長州征討が始まりますが、奇兵隊等の活躍や将軍家茂の病死等もあって幕府軍は敗北し、幕府の権威は大きく失墜して翌年の大政奉還に繋がっていきます。
しかし肝心の高杉は軍務や外国との交渉に謀殺されてか、肺結核を病み29才で世を去ってしまいます。
他方 吉田松陰の妹(二女:寿)の夫・楫取素彦ですが、彼は長州藩医・松島家の次男として誕生し、12才で小田村家の養子となります。
彼は25才で寿(ひさ)と結婚し一時は松下村塾を託されますが、やがて藩主側近となり、名前も小田村伊之助(文助)から楫取素彦と改め、藩主命で東奔西走いたします。
また鳥羽・伏見の戦いの時は宮中に勤務し、戦勝後は新政府の参与となって、その後群馬県令を勤めますが、この頃妻の寿が病死し、ほどなく久坂玄瑞の未亡人・文(ふみ:寿の妹)と再婚することになります。
そして華族に列せられて男爵を授けられ、貴族院議員にもなって84才で生涯を閉じられた由でした。