小名木川の水運を支えた小松川閘門、小名木川沿いの文化湯

都営新宿線東大島から荒川ロックゲートの間の荒川沿は、ずっと公園になっていて、一番南の小高いところに中世ヨーロッパの古城風のモニュメントがあります。これは小名木川と行き来する舟のために水位を調節していた小松川閘門の一部が記念に残されているものです。ちょうどそのあたりから西には旧中川から小名木川が分かれ、東のはるか荒川対岸は新川が中川に出るあたりになるのが分かります。

閘門が保存されている公園の南の道を西に行き、仙台堀川の緑道を越えたあたり、通りの左手に文化湯があります。建物自体は横道に面しています。二重の千鳥破風で近代的に改装された和風の建物、横手の玄関には粋な感じの縦長の暖簾が架かっています。内部も天井の高い脱衣場、湯気抜きのある浴室など、伝統の構造を活かして現代風に改装されています。浴槽はL字型で広く、また横手のドアの向こうにガラス屋根の広い露天風呂もあります。かなり賑わっていましたが、浴槽が広いのでゆったりお湯を楽しめました。
文化湯 江東区北砂6-14-8 15:00〜23:15 月曜お休み(祝日の場合翌日休) 都営新宿線大島から15分くらい