12月2日(火)、当法人のメンバーや関係者19人が、京都府南丹市美山町の弓立牧場と箕面市クリーンセンターに行ってきました。毎年、勉強のためにたい肥化施設に見学に行っていますが、今回は、内部で将来を見据え、また現在の豊中市緑と食品のリサイクルプラザの施設更新に備え、理想的なたい肥化施設の更新を期待して見学会を実施たものです。
2日は今冬一番の寒さ、外気温5度程度の中でどちらも小1時間外での見学でしした。美山町の牧場では施設の説明に施工者が熊本から来られ恐縮する中での見学でした。牛糞たい肥の施設で少し匂いはしましたが、70度前後を保持できるよう撹拌装置が自動的に動かされており、湯気が立ちあがる状況にありました。
自然(有機質)のものを自然(土)にも戻す方法は、やはりシンプルが一番と感じています。見学した施設はシンプルで参考になりました。
一方、午後からは箕面市クリーンセンターのたい肥化施設を見学しましした。ここでは以前、当法人の前身である「生ごみたい肥化実験プロジェクト」の時代に活用したたい肥化装置を利用されていましたが、老朽化したため施設の更新がされ、新たなシステムになっていました。
原材料は豊中市と一緒で、給食残渣と食べ残しに街路樹等に剪定枝を混合させてたい肥を製造しています。システムは高速発酵機で4日間、投入原材料を発酵させ、取り出した後、約2〜3か月第2次熟成槽で熟成・発酵させて生成品にするシステムでした。製造量は年間約30トンほどですので豊中の4分の1ですが、コンパクトな設備であり、水分過多になる可能性もなく、効率的施設の印象がでしたが、急速で発酵することから独特の匂いが感じられました。でも、職員の方が工夫や改善を自らがされており、意気込みが感じられました。
1日かけての見学です。美山町を訪れましたので、美山「かやぶきの里」まで足を延ばしました。山間に34軒の家屋がありそのうちの29軒がかやぶきです。前日の1日は風物詩の一つである「一斉放水」に日でしたが、2日は残念ながら見ることもできませんでした。30分思い思いに散策をしました。
「とよっぴー倶楽部」の会員の皆さんにもお誘いしましたが、今回は参加がありませんでした。