20141202 台北マップ①

12月2日、台北日本人学校にて地域安全マップ教室が開催されました。当日は、小宮教授の他、立正大学犯罪社会学研究会の学生8名、院生2名、そしてRAとして協会より2名のスタッフが訪れました。海外でのマップ教室は4回目になりますが、まち歩きを行うのは最初のソウル以来2回目となりました。国内とは違った緊張感が漂う中、81名の子どもたち(6年生)の頑張りで11枚のマップを完成させることができました。至らぬ点も多々あったことと思いますが、プロジェクトを無事に終えられたのは、参加してくれた児童のみんな、教職員の皆様と保護者の皆様のご協力のおかげです。この場をお借りして御礼申し上げます。

【1班】
さすが6年生というくらい、地図を細かく描いてくれました。飾りにある「家」の中やコメント用紙の中には「鳥人間」がいますね(小宮先生の事前学習を聞いたことのある人ならこの意味がわかるはず)。授業の内容をしっかりと理解してくれていたことが、マップを見ただけでも分かります。

【2班】
2班の完成マップにも「鳥人間」がいます。よっぽど印象に残ったのでしょう。マスク・サングラス・帽子といったいわゆるイメージしやすい「不審者」のイラストが色々と描かれていますが、地域安全マップの目的は「景色を読み解く」こと。コメントはその点がちゃんと重視されています。

【3班】
なんとこの班にも「鳥人間」が!!台北日本人学校の子どもたちは普段はあまり学校周辺を歩くことはないそうですが、2つのポイントに絞ってまちを見ることでたくさんの発見があったようです。ソウルに引き続き、景色を読み解くキーワードは世界でも通用することが証明できました。

【4班】
1時間半程度のフィールドワークでしたが、4班は一つ一つのポイントをじっくりと観察してきてくれたようです。このマップ作り体験を機に、今度は参加した6年生たちが低学年の子たちに、どういった場所が安全なのか危険なのか、教えてあげてくれたら良いなと思います。