アベノミクスのゆくえと金利

日 時 平成26年12月9日(火)
場 所 宝塚男女共同参画センター
主 催 消費者協会宝塚
 アベノミクス(金融緩和・財政政策・成長戦略)をマーケット
から見てみるという講座でした。
 マーケットの中で大きなウエイトを占めているのが「金利」です
 金利には「短期金利(1年未満)」と「長期金利(1年以上)」が
あり、前者は政策金利で日本銀行が物価や景気を勘案して決
めますが、後者は物価・景気の他に財政を加味したものと考えられます。
 アベノミクスが始まり今のところ「株高・ドル高円安・金利低下」となりました。
 折しもアベノミクスを推進していくか、これをストップするかが大きな争点の選挙が行われています。
 選挙は小選挙区制ですから政権選択選挙と言え、アベノミクスを進めるか否かがかかっております。
 さて、それではアベノミクスの評価はと言いますと、たとえばGDP(国内総生産)は消費税のアップもあってか直近(7〜9月)は「−1.9%」であり、消費者物価指数も上がっていませんので経済に貢献していないように見えますが、雇用者数は伸びているという好材料もあります。
 現に失業内容は需要不足失業(景気が悪いため)は少数で、大半が構造失業(労使のミスマッチ)です。
 いづれにしろ、今回の選挙において与党が過半数ギリギリなら現政権は退陣でしょうし、逆に3分の2以上となればアベノミクスはさらに進められるとのことでした。