今日はナイター練習をしました!!

キーパーのほうは新美コーチにしっかりと観てもらい2時間の練習を質のあるものとなるようにがんばりました!

この時期のナイターはどうしても体が冷えるし怪我も増える時期でもあるので、アップの仕方などにも気を配らないといけません。それでも昨日の試合では、一番目立った課題と今2年生がよく試合のテーマにしている『マンツーマン』という事も加味して考えた結果、『自分の力で相手から奪う』という事がやっぱり大事です!試合でもチャンスが生まれる時には必ず相手のボールを奪うから生まれます。その奪い方が大事で、奪う事にも関わっていないのに、攻撃だけをやるとかそんな中途半端な考え方の選手がいるからチーム内のバランスも悪くなると実感しました。口だけ動いて自分はやっていないとか、そうなってしまうと不満は生まれるに決まっています。だから、他人に言う以前に自分が一体どれだけの事に責任を持てるのか?を考えて、相手ボールなら奪う。自分のボールなら自分でチャンスを生む力が必要だとまず思ってほしいのです。もちろんそれを実際に両方完璧にやるのは難しいですが、両方必要だと思うかどうか?がまずは大事なのです。奪うのは○○くんの役目、とか点を取るのは○○くん、みたいな『役割分担』はサッカーではありません。サッカーとは自分がやるものであり、人に期待するスポーツではないという事です。

そういう事で今日は自分の力で奪う事をテーマにやりました!

アップではパス&コントロールも入れた形でやりながらちょっとずつ守備のプレッシャーを増やし、最終的には奪うまでやるという事をしました。ところが、まだ1年生の中には『相手の前に立てばOK』だと思っている選手がいます。前に立つだけなら相手は怖くも何ともないし、何ともないって事は『プレッシャーを掛けている』とは言えないって事です。プレッシャーを掛けるって言葉も簡単には言えるけど、本当に相手から自由を奪って掛けるのは容易ではないという事。それを自覚しながらも、でもしなければいけないと思ってほしい。簡単には出来ないからこそ、やる事に意味がある。それが出来れば試合の中でのチャンスは倍増します。誰かに期待してやる時よりも数段喜びが増します。自分が得点に絡んだほうが誰だって気分が良いはずです!そんなイメージを広げてほしいのです!『しんどい事をやる』ではなく、『自分がチャンスを広げる為に!』という考え方も出来る選手になってほしい。

そこからラインゴールの3対3をしました。

ここでも、『俺がいく』という意思表示をする事。自分がやるんだって事を自分にも言い聞かせてほしいのです。ファルコのメンバーは人に任せる事は早いです(笑) 『そこ行って!!』とか、相手には言うのに、自分が『俺がやる!』と言える人間は少ないです。だから人に頼る前に、まずは自分がしなければいけない事を増やすようにがんばってほしいと思うのです。例えがんばっても、全てが報われるとは限りません。結果はいつも楽しいものとは限りません。でも、そうやって『やろうとしている姿勢』に人は影響されるのです。『あんながんばっている奴のカバーをしてやりたい』と『助けたい』と思ってくれる人が現れるのです。それを最初から期待するのではなく、がんばっている自分の周りにいつの間にかそういう人が出てくるって事です。世の中は『自分のアクションが先』でないといけない。周りからやってもらったら返す、ではなく自分からまずやる事です。カバーをしてほしいなら、まず自分から誰かのカバーをしてあげなさいって事。パスがほしいならパスをしなさい。チャンスボールが欲しいなら、自分の力でまずチャンスを広げなさい、って事です。自分の力で奪うって事はそういう『助けてくれる仲間を増やす為の第一歩』だと思ってほしいのです。

仲間って言葉は綺麗で良いものですが、本当の仲間とか良い仲間ってものは簡単ではありません。

自分に責任を持ち、人を思いやり、お互いに刺激をしあえる事。それが最高の仲間だと思う。どれかが欠けたらもううまくはいきません。自分の周りにはどれかが欠けた人間がたくさんいますし、自分もその一人です。だから、良くなりたいから毎回のメニューに思いを込めて全力でやろうとします。選手のみんなも、サッカーが好きでうまくなりたいのなら周りのせいにしたり、環境のせいにする前にもっと自分の努力に目を向けてほしい。自分の事しか考えない、自分の事を優先にした人間に仲間というものを経験出来る事はありません。自分に責任を持つ事を第一にして、サッカーをがんばってほしい!周りへの指摘、協力にしても『自分が責任を持つ事』ではじめて出来ると思います。

自分の力で自分を変える。

そんな力を発揮出来ればその人はチームも動かせると思います。自分の周りにいるすごい人はみんなそうです。自分を成長させたから周りにも大きな影響を与えられるのです!自分を変えるチャンスは待っていても起こりません。自分から探しに行くものであり、自ら掴むものです。『変わりたい』とか『良くなりたい』のであれば自分から動くのです。『自分が良くなりたい』と思って物事を見れば『良さ』が見えます。『自分が良くしたい』と上から思うと『人の出来なさ・悪さ』が見えます。最近それを自分で分かるようになりました。自分自身の目がそうなっているので分かりました。ついつい指導者として上から見ようとすると、相手のダメな所ばかりが目立ってしまうのです。でも、自分自身が良くなろうと考えれば常に相手の良さが見えるのです。そういう『心の目』に自分はこれからもこだわっていきたい。

だから選手のみんなも、自分が良くなりたいと思う事です。チームを変えたいとか大きな事を思うのではなく、自分自身が良くなればそれで十分なのです。このファルコの3年間も、中学校の3年間も人の為ではなく自分の為なのですから。。。

チャンスは自分で広げよう!!

だから、『相手のボール(チャンス)を自分の力で奪う!!』サッカーと人生が繋がっている事を改めて感じるコーチです!!がんばろう!!