◇◆ただ、やればいいってもんじゃないと思う◆◇
先ほど、NHKの子ども貧困の支援関連の番組を
観ていました。大きく分けて、二つほど
申し上げたいことがあります。
一つは札幌市での試みについてです。
来年度から生活者困窮支援法が本格的に施行されます。
すでに、モデル事業的に行っている自治体はありますが、
そのモデル地域をもっと増やすようですね。
札幌市のある生活困窮者の方は、
生活困窮サポートネットに入っているベーカリーパン屋さんで
働いているのですね。作業所(工賃)ではなく、
賃金を受け取り、月に12万円を給料としてもらうのですね。
これって、すごいことだよなあと率直に感じました。
私の中での生活困窮者サポートの範疇に入っていなかったのですね。
せいぜい、就労訓練を受けて、職場を紹介されて、
ジョブコーチが付くのが、この国の生活困窮者サポートの
現状だと思っていましたから。
その方は、イキイキとしているように感じました。
だって、生活保護ではなく、自分で稼いだお金で、
本屋さんで書籍を購入したり、ツタヤでCDもレンタルするのかな、
スーパーやコンビニで菓子パンやビスケットやドリンクも買うのでしょう。
生活保護ではないので、自由に使えるお金が増えるわけなのですね。
(確かに、生活保護も多少は受けていたので、
まったくの自由の家計簿ではないのでしょうけれど…。)
そして、二つ目は、放送の最後に流れた、
ある少年が農作業をされていたところ。
私はひきこもりサポートとして、農作業をするのであれば、
わずかでもよいので対価を払うべきだという考え方です。
農作業はかなり疲れます。スタッフ(職員)側は時給なりが付きます。
ですが、利用者側は何もつきません。「そんなものだろうね」と
思って、今までずるずるときてしまいましたが、
やっぱりたとえわずかでもよいので、対価をいただくべきだと
断言するのですね。
というわけで、かなり勝手な事ばかり申し上げました。
出演された方々、制作されたスタッフさんに
心よりお詫びをさせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。
最後に——きょう、市報が家に届きました。
若者サポートの講座の案内が載っていました。
年齢制限があり、39歳までしか無理なようでした。
「システム」と「困窮者であるドツボっているひきこもり」、
「何もできないでいる、統合失調症をこじらせているひきこもり」、
「けっきょく、どうしようもないのか」
こんな感想を添えて、今回のブログ記事を終了しますね。