今日はナイター練習の日でした!

昼間は何とか天気が持った状態だったのですが、夕方になって雨がかなり降ってしまってグランドは水に浸かり・・・急遽体育館を探してもらって、エリート塾は中町南小学校で、ファルコは八千代南小学校の体育館でそれぞれ行う事が出来ました!火曜日と木曜日は八千代中学校の体育館が多く、やっぱり中学校の体育館の広さに慣れると小学校の体育館が本当に狭く感じました!それはみんなの体が大きくなっているのもあると思いますが、コートが本当に小さく感じた今日の練習となりました!

それでもフロアをうまく工夫して使えれば不便なんて関係ないし、何よりも活動が出来る場所がある事に感謝をしなければならない。今日のメニューは狭いフロアの中でしか逆に出来ないとか、こだわれる部分を強調してやるようにしました。

先日のコーチミーティングの時に自分がファルコの活動で一番大きな目標を掲げたものが、『選手が毎回の練習で何かを獲得して帰る事』です。その為にはそれだけの働きかけが重要になってくるし、『ただがんばった』という感想では終わらないようにしたいし、させたいと思います!

今日はまず鬼ごっこをしてから、パス&コントロール(アプローチも加える)をやりました。その後に3対3のゲームをして個々の責任という所へ繋げていくように促していこうと考えていました!

まずは鬼ごっこですが、ここで意識をしてもらっていたのは『関わりを持つ事』からです。自分は今何をすべきか?出来るのか?です!外の逃げる側は『逃げる・間を狙う・スペースを空ける』事のどれかに関わり、鬼は『自分の考えを持って協力する』事です。ところが、数名は鬼になった時にもう一人の指示を待って動くから余計に追い込めないのです。自分の考えも持ちつつ、相手と擦りあわせていくのが『戦術』となっていくのです。だからこそ自分は戦術という『言葉優先』で教えないようにしています。戦術を教えてもらった、みたいな言い方をすればすごく格好良く聞こえるけど、中身が空っぽでは意味がないので、そうならないように言葉ではなく『意味と意図』を持ってやるようにしてもらっています!

狙いの部分では外の協力はやっぱり三人目の動きと並行しながらやっている事もあって『観るよりも感じる力』が増しているのがよく分かってきました!

次は横長なコートにはなりましたが、そこで7人グループでのパス交換をしました!

最初はパス交換をしていくのですが、少しずつ条件を足していき、最終的には守備をして奪う事までプレッシャーを掛けるようにしています!プレッシャーを少し楽しめる余裕が出てきた2年生はこのメニューの意図をしっかりと理解し始めていますが、1年生の中にはまだ『これがどういう意味で試合の中でのどういった部分なのか?』を全く頭の中に描けていない子がいます。それはプレーやアクションを見ていれば分かるし、それは仕方がない部分ではあるけれど『メニューの意味』は絶対に理解をしないと前へは進まないので、ここでも『ただがんばった』をなくせるようにしないといけない。

今は徹底して『自分の力で奪う』事をテーマにしています。その為には『良い準備』『良い姿勢(いつでもどこでも動ける)』『自分だけの間合い(相手との距離)』『奪うという事への強い気持ち』が必要になってきます。どれが欠けても成立しないし、これが全員出来るようにまずはなってほしいと思います!

奪うという事の価値をまだ理解出来ていない選手が大半います。

『奪う事が目的』になってしまって『その事でチャンスが広がる』という『背景』に目がいっていません。だから簡単に飛び込むし、粘れないままにやられてしまうのです。チャンスを広げる為という事は言い換えれば『自分が奪わないとそれだけピンチが広がっている』という事なんです。試合でも見れば分かりますが、ピンチというのは必ず誰かの『無責任なプレー』から始まっているのです(彼等はミスをしない完璧なレベルにないので・・・)。その自覚を持ってチームの為に自分がまずやるべき事を理解してほしい。

手抜きをしている選手なんていません!でも、『意味を持たずにがんばる事』は手抜きのように見える事も多々あるという事です。『今のプレーはどうしてやろうと思ったの?』という質問に答えられない選手がいるとすれば『どうしてやらないの?』という手抜きな選手と結局はサッカーのピッチの上では『同等』であるという事。

最後は3対3をしましたが、ここでは多少強くも声掛けをするし、こだわるべき所はやっぱりこだわってほしい。そうしないと何も残らないままに終わるのは一番時間がもったいないのです。

今日の練習後に『今日、自分の力で守備を成功させられた子は?』という問いのは二人以外挙げてくれたようにまずは何かをやれたというものが残せた事は次に繋がります!ただし、それは『良かった結果』ではなく『全員ではなかった』事に自分は課題として受け止めるし、全員にならなかった事が設定の甘さ、声掛けの悪さだったと認識する。冷静に自分を見れる時間を作りながらゲームを上から眺め、練習後の着替えの時間を眺めていると選手の表情、雰囲気から出てくるものがたくさんある。

それらを感じながら自分をまた見つめるようにしています。選手に100%のパフォーマンスを出してもらう為には本当に指導者としてはあらゆる要素が必要となってきます。何かを与えるなんて一つの事では全く対応出来ないのが指導現場です。気付き、改善、改良、誉める、指摘、アドバイス、言葉のタイミング、言葉の伝え方、意味の伝え方、技術的要素など・・・キリがないぐらい大変なものです。だからこそ挑戦を続ける価値があると思うし、いつまでがんばっても未熟なままで終わる訳にもいかないので、指導を始めて15年の今、より深く考えていきたいと思います!自分のなりたい理想の形へ向けてこれからも選手と共に成長していきたいと思います!