今日はナイター練習でしたが、昼間の天気に一旦回復しそうでしないままだったので練習は室内となりました!

今日はまだスキー教室がある学校があり、また今後もスキー教室に行くメンバーが出てくるので体調管理も含めて気をつけながら出来る時は思いっきりがんばってほしいと思います!

そんな休みの子もいましたが残りのメンバーで『個の責任』という事にテーマを置いて今日もやるようにしました。自分は今日も含めて本当に心から痛感させられたのは、『分かっているようで何も分かっていない』という事でした。選手との対話によって気づかされる事が多々あって、それを分かったように、分かっているように思っていた事が最近よく思う事です。大人が見て、大人の感覚で物事を捉えてしまうと、どこかで偏りが出てしまうし、誰の為にやっているの?という事を忘れないように、もう一度しっかりと初心を思い出しながらやろうと思います。

最近は指導者の神様と思っている京都サンガの池上さんにも体育授業の事などで質問をしたり、それを答えてもらったりしてやりとりしている中で『やっぱり自分がやるしかないんだな〜』という事を考えさせられているし、現場という逃げ場のない場所でしっかりと向き合っていきたいと思います!

今日は序盤は鬼ごっこをベースにしたトレーニングをいくつかやりました!

この時のテーマは『意図を持って行う事』でした!中の二人の鬼は狙いを共有し、外のメンバーはその鬼のギャップ作りに意図を持つ。そういう事を条件を変えながらやっていくようにしました。関わりの速度、度合い、質。その3点を特に注目しながら観るようにしました。やっぱり育てたいのは『良い選手』であり、その目標を下げる訳にはいきません。何の為に指導をし、誰の為にやるのか?を考えていけば目標を下げるなんて事は絶対にしてはいけないのです。

今日は自分の中では結構ハードな日程の中でこういう夜のトレーニングを行っているのですが、選手にしたら同じように朝から学校でがんばり、夜にまたトレーニングをしているんだからここでがんばる選手に対しても『まず敬意を持つ』事が大前提だと分かりました。自分がそういう立場になって本当によく分かるし、何事も経験。年は関係ない事を改めて思いました!

次は3対3のサーバーを付けたリターンゲームをしました!

ここでは攻撃面の3人目の動きと、守備がそれに対して責任を持って対応出来るか?の勝負でした。このメニューの時は選手に任せている時間が多く、自分は対話を増やしていたのですが、関わりの速度はやはり早くなっています!自分が『あ!』と思うタイミングが上がっているという事です。技術のように目に見えて分かるものではない事が多いので、パッと見た人が評価は出来ないかも知れないけど、確実に1年生の面々も頭の回転は早くなっています。

1年生に今決定的に足りないのは途中少し話をしたように、『一回のトレーニングにどんな目的で来ているのか?』という部分です。総合して、全体を考えて『うまくなりたい』と思っているのは分かるけど、でもその一回一回の『うまくなれるチャンス』を毎回活かそうとしているのか?です。今日は出来なかった、今日も出来なかった、と言い訳ばかりが先に来ていないか?という事です。がんばって練習時間をこなすだけになっているような気がする事を考えてもらいました。

その後はゲームを4対4+GKで行いました!

この時はゲームに参加をしてくれたGK達に『中でやっている選手から気持ちは伝わる?』という事を聞いたりしました。反対に中でやっている選手に『GKの気持ち伝わるか?』という事もお互いに聞きました。どちらかの一方の話ではなく、両方を聞いてこそ本当に見えるものがあるし、今日もその事をした事でお互いの事がよく分かりました。

どちらかが『やっているつもり』になっていると、不満まではいかないけど納得いかないような事が出てくるものですが、両方がその思いや考えを伝える事でそれが解決していく事も分かりました。

対話をする事、歩み寄る事、歩み寄るタイミング、距離が大事であると池上さんにも言われました。正直、今の未熟な自分にはそれがまだハッキリ分かっていません。だから選手のほうから『嫌な人』と思う時もあるかと思います・・・。でも、自分の信念が良い指導者になりたいと心から思っていれば、その嫌な人であっても必ず通じる時があると思います。人から人に伝わるものは『言葉』ではなく『熱意』だと思うので、これからもそこは大事にしていきたいと思う。

最後のゲームでは、守備のほうはまだ粘り強くという言葉が当てはまるまではいけていない子もいますが、逆に攻撃面での個性を生かしたものがよく出てきていると思います。長所から全てが良くなっていくという事も多いと思うし、出来ていない部分の指摘が先行するのではなく、出来ている部分の評価から入っていくようにしたいと思います。

勝ちたがっている気持ちが強いと時には『怒っている』と誤解される事もあります。でも、その差は『試合の中だけか?!』だと思います。外に出ても引きずっているような状況であれば、きっと怒っているんだと思います。でも、試合の中で割り切る事が出来るような感情は怒っているという言葉ではないと思うのです。勝ちたい気持ちを伝える時に、動作や言葉に出るのは当然だと思うし、サッカーってコンタクトプレー(接触プレー)が許されるスポーツなだけにその気持ちがうまく出せない時だってあると思います。

でも、そんな事も含めて自制をしたり、抑えるのが『自律』ですからみんなの目指す姿の一つとして覚えておいてください!感情に任せる、流されるのではなく、自分でコントロール出来るようにがんばりましょう!!