命の重さに差があるのでしょうか

最近、スキー場のバックカントリーで
遭難するケースがありました
雪崩を誘発するなどの理由で立ち入り
禁止区域となっているそうです

時々、台風などの影響で遊泳禁止なのに
サーフィンをして
行方不明になることもあります

また、川遊びをしていて上流のダムから
放流警報があったのに
退避せず中州に取り残されることなどもあります

これらは自己責任だから
救助隊、捜索隊は行かないのでしょうか?

確かにほめられることではなく、
思慮不足の行動ではあります
でも私たち自身や家族、友人が
この様な行動をしないと言い切れるでしょうか?
もちろん、その責任は何らかの形で
とらなければならない局面はあると思います

今回、2人の日本人がテロ集団の人質となりました
一方のGさんは永年紛争地域の子どもたちのための
ボランティア活動もされているそうで、
多くの尊敬と共感の声が寄せられています

もう一方のYさんはどういう人なのか、
何のために行ったのか
分かりづらい面があります
事業に失敗し妻を亡くし絶望して
自殺を図ったこともあるとか
苦しい人生を模索する中での行動に
自業自得と責められるほどの罪があるのでしょうか
彼は誰の敵なのでしょうか?

常識で理解できないから自己責任と切り捨てるなら
命を選別するテロ集団と同じレベルに
なってしまうような気がします
2人の命の重さに差があるのでしょうか?

先に残虐に殺されたらしいYさんへの
同情や追悼の言葉も
日本国民として守れなかったことのご家族への
謝罪もお悔やみの言葉も聞こえてこないことに
違和感があります