今日はまた朝から加美の松井小学校さんでの体育授業がありました!
今日で松井小学校さんは4日目となり、みんなともだいぶ仲良くなりました。それは子供だけではなく、職員室でも先生方も気さくに声を掛けてくださるし、そういう繋がりが増えてきたのは本当にありがたい事です。自分が指導をしているファルコのみんなには『人と繋がる大切さ』をいつも指導しているけど、やっぱり自分自身がそういう事を実践していかないといけないって思っているし、それをやっていく事で子供にとってまた有益なものとなると思っています。不器用な自分が出来る事なんて限られていますが、だからこそ出来る事は絶対に手抜きをしないようにしていきます!!
今日は授業以外にも『職員研修』という位置付けで先生方に自分がやっている指導についての話をさせていただく事にもなっていたし、何を話しようか?という事を悩み、考え、昨日はほぼ寝ていません。。。(笑) でも、せっかくこういう場を設定してくださっている事に対して全力で応えるのは礼儀でもあるし、今思っている事、考えている事を素直に話しようと思いました!
まずは通常の体育授業という事で2時間目に2年生。3時間目に5年生。4時間目に6年生と今日は3コマさせていただきました!!
最初の2年生は天気も悪くて寒さも厳しそうだったので、室内で行いました!!
2年生も前の時間にコーチと試合をして、勝利した事でみんなも『今日も試合しよな〜〜!!』と楽しみにしてくれていました!でも、今日は最初の集合から揃いが悪く、授業中もなかなか落ち着きがなかったので、思うようには進まず、最後の試合も当然少なかったのです。でも、前の時間にも言ったし、『楽しい時間がどうして減ってしまうのかな〜???』という事です。みんなもよく分かっていて、『自分達が話をきちんと聞かなかったから』とか『集合が遅かったから』という答えを言ってくれます。
だったら次回は楽しくする為にどうしたら良いかな?と聞くと、『集合をもっと早くして話をすぐ聞けるようにする』と言ってくれていました。それが次の時間に出来るかどうか?が楽しみですが、そうやって繰り返していくときっと子供は早くやります。大人が注意をしてやらせるのではなく、自分達が自分達の為にやれるのが大事だと思います!
2年生という学年であっても、それは十分分かっているので本当に次回が楽しみです♪
次は3時間目、4時間目を外でやりました!
途中雪も降ってきたりして本当に寒かったのですが、そんなみんなも寒い〜〜っていいながらも意欲的にやってくれました!自分自身も、対話の中で子供といつもやりとりを楽しんでいるのですが、こういう体育で必ず子供が言うのが、『コーチだけ長袖ズルいわ〜〜!』ってな事です。そんな時は、『そしたらコーチと交代しようか?授業してくれる?長袖も貸すよ!』と言うと『それは出来ません。ごめんなさい!』となります(笑)
『大人だから』みたいな子供にとって理不尽な回答をしてしまうと、やっぱり子供の中では納得がいかないし、子供の些細な質問や行動にもどう向き合っていくか?はいつも自分が成長させてもらえる大切な機会だと思っています!
外は寒さがあったので、体をどんどんと動かし、自分の説明や話はなるべく短くするように心がけました!高学年でもあるし、どうしても外でやるのが嫌だし、しかも苦手なサッカーをやらされる訳だから本音は嫌だろうけど、そんな気持ちを忘れさせるかどうか?が自分の挑戦でもありました!
寒さも厳しかったですが、何よりもうまくいったのは『女子を乗せられた事』です!基本的にクラスは女子が元気かどうか?なんです。女子が前向きにやると自然と男子もついていくものです!その構図はどこでも同じで、今日はそれがしっかりとハマりました。
少しずつ『協力をする事』をテーマの中に入れていく事で、みんなの考えも変化が出てきました。自分から声を掛けるとか、誘うのって勇気がいる事だけどやってみると楽しいという経験も手伝ってみんなの中で『やってみよう!』という気持ちが出てきたのです。やってみると『あれ?こんなもんか!』と言う様な事はたくさんあります。その勇気を出した事で楽しさを得る事がみんなの中で起こりました。どうしても年齢が上がっていくと、お互いを異性として意識するようになり、男女で協力する事の機会が減っていくのですが、小学生の間はもっともっと積極的に関わりを持つべきです。異性からしか学べない考え方などもあるし、それを知っておくのは多くの人間と繋がる為にも大事な事なので、がんばってほしいと思います!
最後の試合も、本当にみんなが積極的だったし、先生方も普段おとなしい子も一生懸命にやっている姿を見て喜んでおられました。やっぱり状況が整えばどんな子供だってがんばるし、がんばれば楽しい事も分かるので、大人はその環境作りを考え、見守る余裕を常に持つのが大事ですね!!
そのまま午後は放課後に生徒を一斉下校させてから職員研修がありました。
昨年度もこうした形で自分の指導方法などを話させてもらったのですが、今年度も同じように話をさせていただきました。普段から子供とは自分以上に関わっておられる先生方に『こんなやり方をしてください!』なんておこがましい事であり、自分が話をするのは『自分はこんな経験を経て、こういう指導法をしています』という経験談をさせていただきました。松井小学校さんは熱心な先生方が多く、こんな自分の話も一生懸命聞いてくださいました。自分も用意した資料を元にして話をし、最後は先生方のほうから質問等はありませんか?という事で聞きました。
ですが、先生方は自分をたててくださって何も言いませんでしたし、感想は自分のやり方に賛同してくださっている方々ばかりでした。今年度は『自分基準を捨てる事』をテーマに話させていただいたのですが、しっかりと理解をしてくださった事をうれしく思います。先生方からの感想も『自分の狙い』と一致してきた事を考えても『伝わるようになってきた』と言えます。自分のやっている事をいくら綺麗に言葉で並べても、実際に伝わっているかどうか?の答えは一つしかありません。ですから、自分が『こんな事をやりました』と言うよりも『こんな事をやろうとしているのが分かりました』というように周りから評価されるほうが本物だと思います!
こんな貴重な時間をいただけた事を心から感謝したいと思いますし、自分が成長していく為に必要な『繋がる力』がまた一つ上がったように思います。自分は一人では何も出来ないし、こうしてたくさんの方々に関わってもらって成長をさせてもらっています。これからもこの感謝の気持ちを忘れずにまだこの松井小学校さんの体育も4日間あるので精一杯がんばって恩返しにしたいと思います!!
松井小学校の先生方、本当に今日はありがとうございました!!