巨匠も愛した旋律

日 時 平成27年2月3日(火)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYROクラブ
 今回の主人公はバッハと同じ年(1685年)にドイツに生まれた
バロック時代を代表する作曲家・ヘンデル(写真:ネット)です。
 現在ではバッハに比べるとやや知名度は低いようですが、
当時はかなりの人気者でした。(42才で英国に帰化した。)
 また後の巨匠(モーツアルト・ベートーヴェン等)にも愛された由です。
 バッハは教会音楽家であったのとは対照的に、ヘンデルは劇場や公開演奏会の作品が多く、ドラマティックで色彩的な要素が強くて、特に合唱曲にはすばらしいものがありました。
 本日CDで聴かせていただいた曲は・・・最初に歌劇の中から「オンブラ・マイ・フ」「私を泣かせてください」で、これらはソプラノによって歌われましたが、本来はカストラート(去勢した男性歌手)の曲です。
 次に「水上の音楽」を聴きましたが、これはテムズ川での王の舟遊びに演奏されたものです。
 その後、祝祭のために作曲された「王宮の花火の音楽」、ソロモンより「シバの女王の到着」、チェンバロの「調子のよい鍛冶屋」、CMにも使用された「サラバンド」などを聴きました。
 そして彼の代表作であるオラトリオ(宗教的題材による音楽:芝居のないオペラ?)から、ジョージ2世の戴冠式アンセムより「司祭ザドク」、マカベウスのユダより日本では得賞歌として使用される「見よ、勇者は帰る」、メサイア(救世主)より全知全能の神を称える「ハレルヤ」で、THE ENDとなりました。