今日は朝から昨日のトップリーグのメンバー以外のメンバーと有志参加のメンバーと一緒に紅白戦を行いました!

自分の中でのこの紅白戦を行う目的としては最初は、『Bチームのメンバーにもっとがんばる事を理解してほしい』という思いでした。でも、今週一週間やってきて、火曜日のサッカーのノートに始まり、個々との対話、選手の悩み、そんなものを聞いていると一つの答えに行き着きました。そして、今日の紅白戦では、

『みんなのサッカーに対する気持ちを見よう!』

という事に切り替えました。やろうとしているのか?やりたいのか?やらされているのか?そんな純粋な気持ちをそのまま見たいと思って、今日は細かい事など何も言わずに、ただただ試合をしました。

昨日のトップリーグのメンバーも各自なりに思いを持っていたり、悩みを抱えています。ですが、それは『成長』なんです。時にはそれがうまく表現出来なかったりして人と衝突をする事もありますが、それも含めて成長の過程なのです。人と関わりを持つ過程の中で『常に自分の気分が良い』事なんてまずありえません。そんな事が起こるとすれば周りが自分に気を遣いまくっているという事です。人と交われば楽しい事だけではなく、楽しくない事だって起きるのは当然で、その事を経験したとしても『自分がどうなりたい』という志があれば問題ないって事です。そういう時に自分がどうなりたい事が曖昧だったり、なかったりするから『ついつい相手のせい』にして自分を守ろうとする。弱い人間はそういうものなんです。自分だってそうなってしまう時があるからです。ただ、そんな事も経験しながら前を向いてがんばろうと思っているし、今日もたくさんの対話の中から子供とどのように向き合っていくか?のヒントもたくさん得た事で、今後に繋げていきたいと思います!

勝ちを目的にするのではない。という言葉は『勝たなくても良い』ではないという事。誰だって同じ気持ちで勝ちたいと思っているし、そういうのはやるからには当たり前だという事。わざわざ負けろ、と言ってるものでもないし、言葉の理解の仕方も各自によって大きく異なっているという事です。

前向きにやろうと、考えようとする人間はどのような局面になっても言葉が人と違います。大抵の人間は、うまくいかない、失敗するなどの時に『俺のせいじゃない』という事を一生懸命言って自分自身を守ります。でも、本当に強くなっていく、成長していく人間は自分のせいだと割り切れる所が多い。前向きに考えられるから自然と環境も良くなっていく。今まで見えなかったものが見える。そういう経験をし始めた子も実際にいます!自分で獲得するという事はそういう事です!いつだって、誰だって、人のせいにするのは簡単。人の悪い部分を指摘するのも簡単。でも、その時の自分とは『自分基準』でしかないという事。

今日は紅白戦で、みんなの思いをたくさん見れたし、みんなが楽しそうに、一生懸命にする事がどれだけ素晴らしいか?を見せてもらった。もちろんそんな中でも自分からやれていない選手ってやっぱりいるし、そういう選手は最後に話をしたように『自分自身の目的がないから』です。ただ、教える指導者ではダメだし、ただがんばる選手でもダメだって事。『何を?どのように?』がそこにない限り、満足する結果にはならないという事。

まだまだ勘違いした人間は多いと思う。

自分は悪くなんかない・・・って思っている事が『勘違い』なのです。そんな事はありえないのです!全てが必然的に起こりうる事であり、それを自分がどう受け止めるか?なのです。前向きに、って言葉だけで簡単に出来る事ではありません。でも、そうしなければ結果、自分が楽しくなんかならないって事です。塞ぎ込むのも自由。考えるのも、悩むのも、人のせいにするのも自由。ですが、団体という中でやっていく以上は、自分だけの世界で終わってもらっては困るのです。チームという中でやる以上は個々がすべき事はたくさんあり、その事を果たさないと組織として成り立たないという事なんです。

同じサッカーをやっている中でAチームもBチームも、トレセンも、関係ありません。みんなが『どうしてサッカーをやっているのか?』『どんな選手になりたいのか?』『その為に何を毎日するのか?』です。そこを整えるだけで環境は変わります。今、一番変えるべき所はそういう『人のせいにして逃げるという行為』です。自分の何かが原因だと受け止める事。自分しか自分を変える事、成長させる事が出来ないという現実の理解が必要なのです。ファルコだから、クラブチームだから、スタメンだからではなく『僕自身が何をしていくべきか?』をとにかく整える。それがない人間が日々の練習を『がんばった』と言っても何も残りはしません。どこに向かって何をやるか?それをもう一度見つめ直して一人一人が『自分が楽しくなる為の環境作り』をがんばってやっていきましょう!!