よしこちゃん つぶやき日記 「廃仏毀釈」 雑感

先日、参加させて頂きました

「大阪楽心会」というお四国めぐりをする

この講では、88ヶ所のお寺だけでなく、

番外霊場のお寺や、88ヶ所&番外霊場にゆかりのある

『神社』もお参りされていました。

右写真の「高岡神社」は、

元々88ヶ所のお寺(霊場)だったそうです。

所謂「神仏習合」の場所だったらしく、

お宮が5つもある特殊な場所です。

明治元年、明治政府は神道の国教化政策を行うため、

神社から仏教的な要素を排除しようとしました。

(「神仏分離令」。これが「神仏分離」に止まらず、

神職や住民によって「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動」

に発展してしまったようです。

神仏習合・・・つまり二つの相反する要素が一緒になっている状態を

対立させ、お互いにケンカさせて潰し合わせるという方法により、

神仏という日本国家の精神性の根幹を潰し、

日本国家・国民をも潰そうとする、

世界の「真の権力者」の策略だったようですね。

真の権力者【敵というか、悪魔・サタンですね】は、

日本国内の政治家とか・・・そんな目に見えている輩たちではないようですね。

日本国家を精神的に・・・真綿でゆっくり、誰にも分からないように、

首を締めて殺してしまおうという権力者は、

江戸末期のペリー来航から、現代まで・・・着々と日本を狙い続け、

潰しにかかっています。

この事実に我々日本国民が早く気づいて、

早く日本人が覚醒しなければ、そいつらの思惑通り、日本崩壊であります)

それでこの高岡神社から仏像(お寺的要素)が排除され、

別途、今の「37番岩本寺」が作られたとのことです。

岩本寺は、他の88ケ所の霊場とは違い、

ご本尊が5体あります。(他は1体のみです)

このような経緯があり、この岩本寺のご本尊は5体あるんだそうです。

一方、38番金剛福寺のご住職さんが

おっしゃっておりましたが、戦後少し経った頃まで、

このお寺の側に9個のお寺(院)があったそうです。

合計20名程のお坊さんがおられたそうですが、

それら全てのお寺がなくなってしまい、

今は金剛福寺のご住職お一人になってしまったそうです。

当然、お寺やお坊さんの企業努力ならぬ

「お寺努力」は当然必要なんだとは思います。

しかしながら、時代の流れと言いますか、

日本古来の宗教を破壊し、日本人の魂を抜こうとする

「勢力」が陰で操作しているように感じられます。

江戸末期のペリー来航から、大東亜戦争(第二次世界大戦)、

そして現在に至るまでそのような「勢力」により、

日本人が骨抜き(それらの勢力の家畜化)が

成されているような気がしております。

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以上のような明治の廃仏毀釈運動だけでなく、

日本古来の宗教は、現代を生きる私たちの思惟を超える

幾多の苦難を乗り越え、現在に継承されてきました。

またその過程で多くの人間の「無限の智慧」が

日本の宗教には秘められているような気がいたします。

宗教とは、その宗教を信仰する人や民族が

よりよく・より幸せに生きて、そして死んでゆくための

叡智が結集されたものと、私は捉えています。

古今東西、ぽっと出ては消え、ぽっと出ては消えている・・・

時代の流れと共に淘汰されている

オカルト宗教は「宗教ビジネス」であり、

例え認可は「宗教法人」であっても事実上は、

『宗教』ではなく『ビジネス』なので、

「信仰・宗教という商品やサービスを通してビジネス(お金儲け)している」ので、

需要と供給がマッチしていれば、それでいいので

第三者の私達は「勝手にやって下さ〜い」という感じです(笑)。

(勝手にやっているのはいいのですが、宗教ビジネスを売りつけに来たり、

人を騙したり、社会的秩序を乱すのはよろしくありません。

真の宗教とは、全人類を幸福へと導くべきものであり、

ごく一部の信仰者のみを救済すると同時に、その他大勢の人間を不幸に陥れるのは

真の宗教ではなく、ただの『邪教』であります。)

明治の廃仏希釈や神仏分離は、

日本の宗教に大打撃を与えたようです。

これで残ったのは本物だけのようです。

こんな感じで、時代の節目節目で、

本物であるかどうか『ふるい』にかけられる。

無くしたくない・無くしたらいけない…

その時代時代の人たちがあらゆる智恵を使い、

あらゆる経験や人脈を活かしながら

守り抜いて来た日本の神社仏閣。

昔と体裁は変わったとしても、

いにしえから先人達により守られ継承されて来た、

見える対象物である神社仏閣(日本古来の宗教)には、

目には見えない国家や地域の文化(根本的精神)が存在する。

その見えない財産(叡智)が

今も私達日本民族の幸せを陰で支え続けています。

で、本物でない、神社仏閣、そして宗教は

時代によって淘汰されて無くなってゆきます。

また家にはそのイエ(家系)の文化が継承されてゆくようです。

どうやら、その家の最も神聖な場所は『床の間』のようです。

その家の求心力や、エネルギーがそこに集まる中心的役割を担い、

一族が絶えることなく永久に続くことの象徴が「床の間」なんだそうです。

家の中の表(陽)の求心力がある場所が床の間であれば、

家の幸福を陰で支えるのが神(神棚)であり、ご先祖様(仏壇)のようです。

こんな感じで、表(陽)に裏(陰)に、ある一つの中心への求心力を

組織構成員の人たちが、心一つに集めた状態を「和」と言い、

その和の状態が完成された状態が「大和」という

その家系、地域、そして国家が最も善い状態になった状態のようです。

家においては一家の大黒柱のお父さん。(陰の大黒柱はおかあさん)

家の場所においては床の間。(陰の場所は神棚&仏壇)

日本国家においては、天皇(天皇家)であります。

中心的・象徴的存在によって、

我々日本民族は、それを中心にして一つにまとまり、

和になって生きて来ました。

我々日本人の生き方・あるべき姿、そして幸福へのアプローチは、

たった一世代・数十年で変わる訳はなく・・・

悠久の歴史の中で、取捨選択され、磨き高められ、

そして極められて来たものであり、

易不易の中で「不易」の部分・・・

変わらない&変えてはいけないものであります。

より広くより深く、時空を越えて、大局観を持って、

日本の未来(政治・経済・教育・国防などなど)を考えて、

そして着実に実践して行きたいなと思います(%笑う女%)(%王冠%)