今日は加美スクールの日でした!!
三学期に入って各自の意識とか変化が見えてきているこの時期は何をさせるか?も大事だし、『どのようにさせるか?』がもっと大事になってきます。いつもと同じ事をいつもと同じようにする、という事ももちろん大事な力ですが、一歩を越える為には現状で満足をしてはいけないので、先を見てがんばれる選手に、人間になってほしいと思います!
今日はラダーがなかったので、コーンを並べてスラロームの動きでどんどんとステップをやってもらいました。ここでも、やってもらう中で声を掛けたのは、
『ただ、やるだけでは何も残らないよ!考えて、どんな自分になりたいのか?どんなスピードでやれる選手になりたいのか?を考えて!!』という事を言いました。それによって言葉がスッと自分の中に入る選手は『向上心のある選手』だし、その言葉があっても、そのまま変化なくやっている選手は結局どの場面でも『自主的に行動する』事がありません。最後のゲームでも一番よく分かるのですが、16名の参加者の中で得点を決めたのは10人。二人組のリフティングで10回以上パスが出来た人数も16名中10人。この10人はほぼ同じだし、最初のステップからこの10名が自主的にやり、残りの6名は『まだまだやらされている状態』である事がハッキリ出てきています。
それをどのタイミングで『自分から』やれるか?というだけの話です。
自分は毎週伝えたい事の軸は同じだし、各自が自分で考えてやる事を一番にやっています。だから、基本的に子供からの質問に対して『こうしなさい!』とは絶対に言いません。コーチはこう考えるけど、自分はどう思う?とか、自分の考える事が第一である事をやっています。そうしないと全てが『他人任せ』になるのです。あの人あこうやれって言ったから・・・なんて言い訳が始まるきっかけはそこなんですよね!
質問をする事は良い事だけど、もっと大事なのは『その答えを自分で見つける』事です。勉強でも同じですが、自分で分かってこそ『学習』なのです。なのに、質問をするという行為が『良い事』のように評価され、質問だけが目的になっている子供って今本当に多くなっています。そうではなく、自分がどうしてその質問をして、結果自分がどうなりたいのか?が分かって質問をするのと、質問をするだけで相手を困らせたいとか、目的がズレてしまっているのでは大違い。サッカーの場面でもそういった事が多々あるので、目的を整えて、何をするにも自分で獲得する習慣を大事にしてほしいです!
今日はステップをして、ドリブルをしてから、レベル10キャッチをしました!!
八千代スクールでついにレベル10クリアが出た事を受けて、俄然やる気に火がついたこの加美スクールではレベル10の練習をしっかりと重点に置いてやっているメンバーが多く、その成果がついに実を結び5年生の山口 賢士朗くんがついにレベル10を成功させました!!加美スクールからもついに出てきた事で、5年生のクリアを受けて6年生も今度は本当に悔しそうだったし、寺尾 佳吾くんは『次回は絶対に僕がクリアします!!』とコーチに宣言してきました(笑) この強気の発言と意欲を信じ、次回を楽しみにしています♪
その次はマーカーを拾うリフティングをしました!
ここでも前向きにどんどんと考えながらやっている子と『どうせ出来へんし・・・』と諦めてしまっている子の二極化です。やろうとしている子はどんどん先へ進むし、うまくなっていくのは当然です。ですが、自分からやろうとしない子には『やらないの?』とは聞きますが、『やりなさい』は言わないし、言ってやってもらう事なんて全く無意味なので言いません。やらない子はうまくはなれないし、やればうまくなる。どちらが良いか?だけですから自分で決めれば良いと思います!
今日はマーカー拾いの種目では6年生の藤賀 翔大くんが9枚に成功!!
これはスクール最高記録でもあります♪この記録がまた一つのきっかけとなり、周りでがんばる子が出てくると思います。今年度終了までに大台の『10枚』は生まれるでしょうか?!楽しみですね!
次は二人組でのリフティングのパス交換です。ここでも、相手の為を思える選手と、自分の事しか考えられない選手との差です。それが全てです!そこまで考えるには『余裕』が必要で、その余裕とは『技術の安定』によって生まれてきます。ですから、結果的には技術が自分に余裕をもたらすという事だし、その自分になる為にはやっぱり技術を上げていく努力をしなければなりません。みんなそんな時期を越えてうまくなっているのに、やらない子は『いつかうまくなれるかな〜』と勝手に期待しているだけです。『今・ここで』動かない限り変化のある明日は来ない訳で、そのきっかけをいつ?誰が作るのか?が大事です。自分はそのきっかけを自分という指導者が与えるものではないと本質的には思っているしヒントは与えたとしても、答えを出すのは絶対に自分という事を忘れないでほしいです。今日は二人組で6年生の松本 慶太くんと寺尾 佳吾くんが152回という驚異的な回数のパス交換をしました!!恐らくこの回数はなかなか抜かれる事はないでしょうが、記録とは常に変化していくものですからいつか破られるのを楽しみにしています♪その他にも71回とか、43回など、多い回数があったし10回以上のペアが13組と本当に多かったですね!
最後は4対4のゲームをしました!!最初のゲームでしっかりと各自が目的を持って動けていたのが分かったのですが、唯一気になったのは、『勝ちたいとか負けたくない気持ちがあるので何も考えずにクリアのような適当なキックをする』子がどうしても目立ったので、そこだけ改善したいと思い、ゲームに一つだけルールを加えました。
仲間からのパスをダイレクトでシュートした場合だけ得点。というルールです!それによって、むやみに蹴る事はなくなったし、みんなが『得点を決めてくれ!』という思いでパスをするようになったのでゲームそのものの質が高くなりました。もちろんルールを限定されると少し窮屈になってしまうので、あまりにやり過ぎると良くないのですが、今日のみんなはそのルールがあるからこそ、考えてやろうとしてくれる前向きな変化が見えた事で良かったと思います!サッカーって奥深いからルール一つで多くの変化が生まれるのが楽しいし、今後もこんな楽しみを持って子供のがんばりを応援したいと思います!!