今日はナイター練習の日でした!!
予報の雨も本当に予報通りに夜遅くから・・・という事で練習終了30分前ぐらいから降ってきましたが、どうにか外でやれて良かったと思います!卒業式のシーズンでなかなか体育館の予約も難しいので、外で出来る事をありがたく思ってやりたいと思います!
今日はエリート塾の練習もあったのでそちらを新美コーチ、堀金コーチと手伝いとして宮崎コーチが来てくれていたので3名で担当してもらい、自分はファルコのほうでゲームをメインにしてやるようにしました。この週末はまたゲームが出来るという事で、その中での自分のプレーにこだわってほしいという思いを持っています。この『こだわり』というのは『うまくやる事』ではなく『どれだけの意図を持ってやっているか?』という事です。練習にしても、ゲームにしても、仲間と協力してやるべきスポーツの中で仲間に言われないと動かないとか考えられないなんて選手が存在すると全くチームが機能しなくなります。ですから、各自が考え、各自が自分の意図を持ち、その上でその思いをお互いに言い合える、話し合える、まとめていくという事を繰り返しやっていくべきだと感じています。誰かの意見に従うだけではなく、自分の意見をしっかりと持ってプレーしてほしいと思います!
今日は最初は個別のリフティングでいつものようにやってもらいました!
現在、みんなは『自分には全く技術が足りない』という事を自覚した上でやってくれているから、本当に成果が出ています。これまでのファルコでもリフティングは何度かやってきた事もありますが、その時は『やらされせている』事によって出来ない子はやらない、で終わりでした。でも、今は各自が自分の為、自分の事と受け止めるようになったので、確実にこの数週間だけでも良くなっていると思います。ですが、それはあくまで全体の取り組む姿勢だけの話であって、各自がやるべき技術に終わりはないし、出来るようになって損なんて一つもありませんからしっかりと毎日の練習で『今以上』を目指してやってほしいと思います!
その後は3グループで対抗戦のように勝負をしてもらいました。二人組のリレー形式から、縦の関係でのリフティング、最後はヘディングをやってもらいましたが、やっぱり全体レベルが上がっているのに気付かされました。目的意識が芽生えたらこんなに成果は早く出てくるんだな〜って思いました。
そこからは、すぐに15分ハーフの短いゲームをしました。
攻撃メンバー中心と守備メンバー中心でおおまかに分けた上で、『この子のここを試したい』という狙いを持ってチームを分けました。ゲームが始まるとやっぱりここ数試合トップリーグを戦った選手達は『これではダメ』という基準値が確実に上がっているのを感じました。でも、反対にその試合を経験していないメンバーは『目的意識が薄れてしまう』という状況に陥ります。それは分からない事もないのですが、どうしてもゲームという場所に入ってしまうと、そこでうまくやるとか失敗しないように、って気持ちが勝ってしまい『自分がここで何をすべきか?』を考える余裕を持てない子が多いのです。だから、『ひたすら目の前だけをがんばる』という結果になります。火曜日のミーティングでは、その一つ先、一つ前の所に目を向けられるように、とやったのですがなかなかすぐには出来るものではありませんし、これからゆっくり確実に上げていきたい要素の一つです。
ゲームは自分のやりたい事をしっかりとやれている感はあったのですが、表情や雰囲気を探っていても、やっぱり『うまくいったかどうか?』だけで判断してしまっている気がする。。。技術が自分にはないと自覚してきたにも関わらず失敗したら落ち込む・・・という事で終わってしまうと何の変化もないままとなる。技術がないと分かったなら失敗をするのは当然であり、そこを受け止めながら改善策を探す為にあれこれ具体的な行動をしなければならないのですが、どうもそこに目を向ける『心の強さ』が足りないようです。うまくいかない状況になるとどうしてもマイナス思考になってしまう選手が多く、ここの改善はデリケートな内面という事もあり、時間がかかるだろうし、本当にゆっくり寄り添いながらやっていくしかないと思っています!
最後はそのゲームの中の様子を見て、さらに確認したい部分があったのでチームを再び分けてやってもらいました。
自分の意思でプレーをしている選手と、そうでない選手(ただし、全員ではなく狙いを持ってこちらのチームにしたメンバーもいます)を分けてやってもらったのですが、やっぱり一人一人のちょっとした差で大きな流れの差になるのがよく分かりました。それこそがサッカーの勝敗を分けるというのも最近よく分かります。点差ほどの差がない場合もあれば、点差以上の差があるような試合があります。それも同様で、『何をしようとしているのか?』が明確がどうか?なんだと思います。ひたすら失点する事を恐れて逃げてばかりのプレーで0−1などの試合を『善戦』とは言いません。反対にみんなが狙いをしっかりと持った上での0−3で面白い試合だと言える試合も必ずあります。
見ている人が思うのはやっぱりそこだと思います!何がしたいのか?どうしようとしているのか?がハッキリと見えると楽しいと思うし、それが今のファルコで言うならば『各自が自分の弱さと戦っている所』であってほしい。もちろんそれはコーチの願いであって、すぐに出来るものではありませんが、自分はこの2年生が3年生となり引退を迎える時にはきっと出来ているチームにしたいし、必ずします!そんなビジョンを持っているからこそ今やるべき事をさせるしかありません。後は、各自がどのタイミングでそういった事に気づけるか?だと思うので、一緒にそこへ向き合う努力をしながらがんばりたいと思います!